守山区台風15号浸水被害調査

わしの恵子、山口清明、岡田ゆき子の各市議は9月23日、台風15号で庄内川が氾濫、被害を受けた守山区を調査しました。

下志段味地区では庄内川のカーブの内側(左岸)から水が氾濫し、道路が150㎝ほど冠水。事務所に取り残された人や流されそうになった人が救助されました。工場では水に浸かった商品や機材の片付け作業に追われ、駐車場には水没した車がいっぱいです。

浸水被害にあった下志段味の工場内

都市整備公社の開発部長は「庄内川沿いで水があふれたのはこの地区だけ。東海豪雨後、優先順位が高い下流から大規模な改修工事を行っているが、改修が間に合っていれば浸水を防げたのはないか」と工事の遅れを指摘しました。堤防400mのかさ上げ工事は今秋から始め、来年1月完了予定でした。

防災マップを見て庄内川の状況を確認する党市議団

 

桔梗平地区では、庄内川の水位が基準値まで上がり排水路の水門(吉根排水樋管)を閉めたが、水門から水があふれて新興住宅が浸水しました。住民が水門を閉めたことを知ったのは90分も後で、すでに胸まで浸水していたそうで、広報の遅れが問われます。

吉根排水樋管。住民が知らない間に閉められ、水門から水があふれ住宅が浸水した。

守山区全体の被害状況は床上浸水65棟、床下浸水220棟でした(9月29日時点)。閉門の判断、サイレンの設置や避難に関すること、住民への補償、住宅建築許可の見直しなど多くの課題が残されました。

調査には井上さとし参院議員、くれまつ順子前市議も参加しました。

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