2020年2月議会

田口一登議員の代表質問 ④給食費無償化(2020年3月4日)

学校給食費への公費助成について  田口一登議員

県下17自治体も行っているような助成制度を
【田口議員】4月から、小学校給食は月額3800円から4400円に600円値上げし、中学校スクールランチは1食280円から320円に40円値上げされます。
 2009年度に給食費が改定されて以降、消費税の増税もあって食材価格が上昇し、献立の工夫で給食費を維持してきましたが、もはや限界といいます。さまざまな献立を提供するなど、子どもたちにとってより楽しく豊かな給食にするためには、食材費を引き上げることは避けられないと考えます。
 しかし、給食費の大幅な値上げは、子育て世帯の家計に大きな負担増をもたらします。保護者からは、「子どもが5人いて、児童一人年間6600円の値上げは本当に家計に響く」とか「せめて義務教育の間ぐらいは食材費は国や自治体が負担すべきじゃないかと思う。この国は教育の分野にお金を注ぐのがそんなに惜しいのか」などの声が寄せられています。
 全国では学校給食費を無償にしたり、一部助成したりする自治体が広がっています。愛知県下では、岡崎市が4月分を無償にし、大口町が半額補助、大治町が月200円補助、豊明市が食材費の10%を補助するなど、17の自治体が給食費にたいする助成制度を設けています。
 そこで市長にお尋ねします。小学校給食や中学校スクールランチの食材費にかかる保護者負担を軽減するために、本市でも助成制度を設けるお考えはありませんか。「値上げ分は市が公費で負担します」とか、「新学期が始まった4月分は無償にします」など、何らかの形で給食費を軽減すれば、保護者への希望あるメッセージとなるでしょう。

無料では金持ち優遇になる。必要な負担はぜひしていただきたい(市長)
【市長】名古屋が一番安かったやつを、よその都市も上げるところがようけありまして、20都市最低であったのが、半分くらいになるんではないかと言っていたが13位ぐらいのとこ。結構あげるところがある。一応必要な負担はぜひしていただいて。どんどこタダにしていくと金持ち優遇になってしまうので、必要な負担はお願いできないかと思っている。

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