2022年2月定例会

江上博之議員の代表質問①(2022年3月4日)

質問項目
1 新型コロナ感染拡大から市民の命と暮らしを守る取組について
(1)PCR検査等の「いつでも、だれでも、無料」の実現
(2)保健所組織の拡充と正規職員増員
2 コロナ禍を踏まえた、暮らし、医療、福祉の充実について
(1)厚生院特別擁護老人ホーム廃止の中止
(2)敬老パスは「乗り換え一回」の市長公約実現までの利用回数制限の中止
(3)加齢性難聴に対する補聴器購入補助
3 コロナ後を見据え、気候変動も踏まえたモノづくり産業に対する経済対策について
4 名古屋城天守閣木造復元の見直しについて
5 市役所におけるデジタルトランスフォーメーションについて
6 知事リコール不正署名事件、金メダル事件での市長の責任について

新型コロナ感染拡大から市民の命と暮らしを守る取組について

PCR検査等を「いつでも、だれでも、無料」でやるべき

【江上議員】コロナ感染、特にオミクロン株の急拡大で第6波となり今月6日までのまん延防止措置はさらに延長されます。オミクロン株は軽症、無症状が多いといわれましたが、高齢者の死亡が多くなっています。10歳未満の子どもたちの感染が多いのも心配です。
 党市議団は、ワクチン接種の3回目のすみやかな実施、PCR検査の大規模接種、医療機関、保健所の充実を求めてきました。予算案でも一定の金額はついていますが、さらに増額をして市民の希望にこたえる施策を求めます。
 コロナの感染経路を断つためにPCR検査等の「いつでも、だれでも、無料」で、愛知県と協力して大規模に実施する。特に、死亡者が増えている高齢者の施設や感染者が増えている保育園、学校関係者の定期的検査を求めます。

 

PCR等無料検査、高齢者施設等の検査は愛知県が再開、保育園や学校等で

は症状が出たら医療機関で検査
【市長】PCR検査等無料検査事業は愛知県が今年1月から実施している。全国的な抗原定性キット等の不足で検査事業者の新規登録を一時休止していたが今年2月17日から再開したと聞いている。市としてはウェブサイトで周知に努めている。
 高齢者や障害者施設等の従事者を対象としたスクリーニング検査は、昨年11月未で一且終了したが、国の通知に基づき愛知県と連携し、今年1月31日から再開している。
 保育園や学校等の関係者は症状が出たら医療機関で検査を受けていただいている。今後も必要に応じ検査が受けられるよう努めていく。
(市長答弁は正確にいわないかんと言いながら、答弁書通りに早口で読む答弁でした)

 

新型コロナウイルス感染症への対応を受けて保健所組織の増員拡充を


【江上議員】16区保健所職員は、25年前の1996年949人が、保健所再編前の2017年に772人と177人18%と2割近く人員削減していました。これが、今回のコロナ対策が脆弱になっている大きな要因です。今後の組織の体制の拡充と正規職員増員の目標と、新年度での人員の増員数についてお答えください。

第6波では応援、人材派遣、外部委託などで最大約950名で対応。新年度の保健センターは8人の人員増で機能を強化
【市長】保健所は時代に合せて機能強化や業務の集約化を図り、保健師は増員に努めてきた。2018年度に16保健所体制から1保健所16支所体制に移行し、指揮命令系統の一元化を図った。今回の新型コロナウイルス感染症への対応では保健所長をトップに区域を越えた一体的な対応ができている。第6波では、区役所や各局からの応援、人材派遣や外部委託なども活用しながら、最大約950名の全庁体制で対応してきた。
 新年度の保健センターの増員は保健師8名の増員で機能強化を図る予定で、引き続き総力を上げてコロナ対応に万全を期していきたい。新年度は保健所内に健康危機管理対応力の強化に係る組織を新たに設置し、これまでの取組みをしっかりと検証し、次への備えに繋げていく。

PCR検査のさらなる徹底を(意見)
【江上議員】いろいろやっていると言われたが、現実に試薬がないとか抗原キットがない、第7派に備えていくためにも、もっとしっかりとやっていく必要がある。

キーワード: