日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2010年3月1日発行

市議定数の削減は民意の削減、民主主義の破壊
強権政治ねらう河村市長の暴挙を阻止する緊急行動を

3月1日、日本共産党名古屋市議団は河村市長の市議定数半減条例提案を前に、以下の声明を発表しました。

市議定数の削減は民意の削減、民主主義の破壊
強権政治ねらう河村市長の暴挙を阻止する緊急行動を

2010年3月1日
日本共産党名古屋市議団

河村たかし名古屋市長は3月9日、開会中の名古屋市会に市議定数を現行75から38に半減させる定数条例改正案を提出しようとしています。

これによると、16区のうち現行2の東、中、熱田の各区は定数1に、現行4または5の西、中村、昭和、瑞穂、港、南の各区は定数2にされます。区人口22万規模の緑、中川両区は現行の7から4に減らされます。

議員定数の削減は、民意の削減であり、参政権という市民の基本的人権の行使を事実上制限するものです。1選挙区で1人しか当選できない小選挙区や2大政党の議席独占をもたらす2人区は多数の「死に票」を生み、少数意見など市民の多様な意思を切り捨てることになります。

名古屋市の総人口は約225万人。地方自治法の定める上限定数は88です。すでに市の条例で75に減らされており、全国18の政令市のなかで削減率は上から3番目となっています。定数を38に減らせば、政令市中最少の人口約70万人で市議定数52の岡山市を下回り、愛知県内では人口38万人で市議定数40の岡崎市より少なくなります。

河村市長の議員定数削減のねらいは「議会改革」の名で議会の役割を決定的に弱め、市長の強権体制を確立すること。同市長は、自治体首長と議員がそれぞれ市民から選ばれ、議会が自治体の意思決定権をもつ現在の2元代表制を「立法ミス」と批判しています。

このような民意を切り捨て、民主主義を破壊し、強権政治をねらう「議会改革」は言語道断です。ぜったいに許すことはできません。

河村市長は3月9日に市議定数半減をふくむ「議会改革」関係条例案を市議会に出そうとしています。

民主主義を愛する市民のみなさん。事態は切迫しています。

「定数半減反対・民主主義守れ」の1点で共同し、河村市長の暴挙を阻止するため、市長への申し入れ、市議会各会派への要請、街頭宣伝、集会など、緊急の行動を訴えます。

 

名古屋市会が議会基本条例案の
パブリックヒアリング

名古屋市会は現在審議中の「名古屋市議会基本条例」についてのパブリックヒアリングを行います。積極的に参加してください。

日時 3月6日(土)13:30から2時間程度
場所 名古屋市公館レセプションホール
参加者 150人程度(当日開始30分前から会場で先着順受け付け)
内容 議長からの説明、参加者の発言(発言要旨・氏名を記入し提出)など

 

2.27議会改革シンポ 200名参加で成功!

「住民投票で決めればいい」「議会改革という制度転換は住民投票になじまない」等と話し合われました。