請願の不採択に反対する討論 2005年3月16日 私は、ただいま議題となっております「 医療福祉などの後退を元に戻し、介護医療の充実を求める請願」の採択をもとめて討論を行います。 まず、「低所得者に対する介護サービス利用料の減免制度を実施すること」についてです。 介護保険が始まり5年になりますが介護保険で受ける在宅サービスの利用割合は40%台のまま伸びていません。利用料の1割負担が重いのです。県下31市町村が何らかの形で利用料減免制度を始めています。名古屋市でも低所得者の介護保険の利用料の減免制度を設けて、在宅介護サービスの利用を広げることが必要ではないでしょか。 次に福祉給付金の対象者を元に戻すことです。 福祉給付金は2003年度に対象者がそれまでの10万人から、市民税非課税世帯の高齢者がはずされて、わずか3万人に大きく削られました。今やお年寄りの医療費1割負担は、介護保険の1割負担とともに高齢者にずっしりと大きな負担となっています。 ところで、寝たきりなど介護が必要となる主な原因は成人病や骨折引きこもりなどが主なものです。介護予防を進めようというのなら、福祉給付金制度すなわち高齢者の医療費無料制度の拡充で、医療機関にいきやすくして病気を早めに見つけて病気を軽いうちに治す事こそ大切なのではないでしょうか。 介護保険利用料の減免、医療費無料制度拡充、この2つが、高齢者の暮らしと健康を守るためには必要なのです。このことを訴えて討論を終わります。 |