3月22日 かとう典子議員

介護保険での施設及び通所サービス利用者の
食費補助等の制度化を求める請願の採択を

ホテルコストなどの負担増は深刻

【かとう議員】
かとう典子議員 私は、ただいま議題となっております「介護保険での施設及び通所サービス利用者の食費補助等の制度化を求める請願」の採択を求めて討論を行ないます。

介護保険法が改悪され、昨年10月から、ホテルコストと食費が、全額自己負担となりました。

ある医療団体が最近行なった調査によると、昨年10月の改定後、愛知県下の施設入所者のうち、38人も施設を退所しています。そのうち、身の回りのことがほとんどできない重度者が7割です。また、負担増は高い方では月額で5万円近くとなり、施設 利用料を滞納している方も109人にも のぼっています。

デイサービスなどの食費負担は倍増

また、デイサービスやデイケアは、利用料1割負担に加え、食費は従来の2倍近くに増えました。しかし、なんらの負担 緩和措置もありません。施設側も食材費を切り詰めて、わずかでも負担を低く抑えようとしているのが実態です。ホテルコストと食費の負担増によって、利用の抑制もすでに始まっています。税制改悪、介護保険料の引き上げ、医療費の負担増などが 次々と続く中で、一層の利用抑制が予想されます。

高齢者の悲しい 施設退所や、在宅 要介護者の、閉じこもりを無くし、必要な介護サービスを、必要とする高齢者に提供するために、施設 及び 通所 利用者のために、本市独自の負担 軽減制度が必要です。

この請願の採択を求めて、討論を終わります。