名古屋市茶屋新田地区組合区画整理発起人会が予定している区画整理事業の保留地処分の一環として、平成15年5月に同発起人会の代表が市に対し公共利用を目的とする買取りを要請したところ、新斎場建設用地として買い取る意向が示された。その後、健康福祉局主催の地元説明会に始まり、毎週水曜日に南陽センターにおける相談会等が開催されている。
しかし、平成15年7月に突然新聞紙上で発表されて以来、当地区の住民に大反響が巻き起こり、各地で反対運動が起きている。既に健康福祉局に提出した反対署名簿の署名者数は、茶屋町内を始め、七島、藤高、藤前地区で1512名、その他当地区関係者968名で総数2480名に及んでいる。
本件については、地元住民の合意が絶対条件と思われるが、地元住民、地権者等の意見・意向は全く無視されたまま、区画整理発起人会の一部学区連絡協議会メンバーの主導で学区連絡協議会の新斎場計画の受入れについての決議に及んでいる。
新斎場建設という重大案件については、地元住民の主張・意見に耳を傾けて是非を問うのが一般的な方法であるが、個人的利害等を優先し、住民の意見・意向を全く無視して取り決め、事後報告をするというスタイルを貫いているため、学区連絡協議会は正しく機能しておらず、地元住民から遊離している。
右翼団体が、反対者の自宅や集会等への訪問・電話、署名運動や集会の妨害、威嚇等を繰り返すため、表立った反対運動もできず、署名運動は中止させられた。
町内会長及び組長会の承諾を得て実施された賛否を問う意識調査のアンケートは、全戸から回収されたものの、町内会長が特権で開封することなく持ち帰り、封印された状態である。
健康福祉局は、当初から新斎場建設の是非については地元住民の理解を得ることが前提条件と再三言ってきたが、学区連絡協議会の方向性を見て、それを尊重し、私たちの公開質問状における地元住民の同意・理解についての質問に対しては、説明はするが同意は求めないとの回答をした。
以上のような事情により、新斎場受入れは地元住民の総意とは全くかけ離れたところにある。
ついては、次の事項の実現をお願いする。
- 港区東茶屋三丁目の新斎場建設計画を即時白紙撤回すること。
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