9月議会に受理された請願・陳情

9月定例会には下記の請願・陳情が受理されました。審議は10月〜11月の閉会中委員会で行われます。

◆請願

請願番号 受理年月日 請願名 請願者 紹介議員
平成18年
第19号
平成18年
10月2日
パルスオキシメーターの給付を求める請願 愛知低肺機能グループ・名古屋ブロック 桜井治幸(自民)

パルスオキシメーターは、動脈血酸素飽和度を測定するものであり、呼吸器機能障害の身体障害者の日常の自己管理に必要なものであるが、高価なため、多くの呼吸器機能障害の身体障害者は購入することができないのが現状である。

呼吸器機能障害の身体障害者がパルスオキシメーターを日常に使用すれば、在宅医療の効果が高まり、その結果として症状が改善されることになる。

ついては、次の事項の実現をお願いする。

  1. パルスオキシメーターを日常生活用具として呼吸器機能障害の身体障害者に給付すること。

◆陳情

陳情番号 受理年月日 陳情名 陳情者
平成18年
第16号
平成18年
9月13日
医療機関によるカルテ廃棄の阻止に向けた働き掛けに関する陳情 薬害肝炎全国原告団

我が国には、C型肝炎患者がおよそ200万人、B型肝炎患者がおよそ150万人もいるといわれ、ウイルス性肝炎はまさに国民病であり、かつ、その大半が、輸血、血液製剤の投与、予防接種における針・筒の不交換等の不潔な医療行為による感染、すなわち医原性によるものといわれている。

B型肝炎については、集団予防接種によるB型肝炎ウイルス感染被害者が、国を被告として損害賠償を求めた訴訟の最高裁判所の判決が本年6月16日に言い渡され、この判決では国の責任が認定された。また、C型肝炎についても、血液製剤の投与によるC型肝炎ウイルス感染被害者が、国と旧ミドリ十字社(現三菱ウェルファーマ社)等の製薬会社を被告として損害賠償を求めた薬害肝炎訴訟の大阪地方裁判所の判決が本年6月21日に、福岡地方裁判所の判決が本年8月30日に言い渡され、いずれの判決でも国と製薬会社の責任が認定された。

ところが、C型肝炎患者の中には、国及び企業に損害の填補を求めようにも、カルテ等の廃棄により、自らにフィブリノゲン製剤が投与されたか否かを確認することができず、泣き寝入りをしている被害者が数多くいる。

ついては、次の事項の実現をお願いする。

  1. 「肝炎患者が自らのウイルス感染原因を究明する際、カルテ等によりフィブリノゲン製剤投与の事実を確認する機会が失われないようにするため、名古屋市に存在する全医療機関に対して、カルテ等を廃棄しないよう働き掛けること。