議案質疑(2006年11月28日)かとう典子議員高齢者の負担を増やし、差別医療につながる後期高齢者医療制度はやめよ後期高齢者医療制度について【かとう議員】 この制度は、ただでさえ、住民税増税、介護保険料値上げなどで 重い負担を強いている高齢者に、一層の負担をもたらし、かつ、医療から遠ざけることになる制度であり、見過ごすことができない問題があります。 75歳以上の高齢者から約6000円(月額)の保険料徴収第1の問題は、保険料についてです。後期高齢者一人ひとりに対して、保険料が徴収されることになり、8割以上の方は、介護保険料と同様の「年金天引き」方式で徴収されます。保険料は、平均で6000円にものぼるとされている上に、医療給付費の増大に応じて、自動的に値上げされることとなります。この制度を作るねらいは、後期高齢者を、これまでの家族の扶養から切り離し、保険料を徴収するため としか考えられません。また、保険料の滞納者は保険証を取り上げられ、「短期保険証」「資格証明書」が発行されます。こうなれば、お金が無いために医療を受けることができない高齢者が多数生まれることにもなりかねません。 介護保険制度では、保険料が高いのは、お年寄りがサービスを使いすぎるからだといって、給付を制限する方向にすすみました。後期高齢者医療制度でも同様に、給付を抑制する力が強く働いてくるでしょう。 差別医療と質の低下につながる診療報酬「別立て」第2は、診療報酬の問題です。この制度では、診療報酬体系を、他世代と「別建て」にし、75歳を過ぎた高齢者には、積極的な治療はやめて、医療給付費をできるだけ抑えようとするものです。診療報酬を引き下げれば、高齢者の診療は、収入が少なくなるため、医療機関が高齢者を敬遠するという事態が起こりかねません。 そこで伺います。後期高齢者医療制度の導入は、高齢者の命と健康をおびやかすものだと私は考えますが、松原市長はどのように考えておられるのかお尋ねいたします。
広域連合で生活実態の把握や意見の反映ができるのか【かとう議員】 広域連合議会に、高齢者の声が届くしくみをつくる必要があります。高齢者の実態に応じた保険料設定、減免規定などについて、高齢者の意見をよく聞くべきです。 そこで、健康福祉局長にお聞きします。高齢者の生活実態がどのように把握され、高齢者の意見がどのように反映されるのか、また、広域連合議会の市議会への報告等は、どのように保障されていくのかお答えください。
高齢者のくらしを守れ【かとう議員】 この続きは、関係委員会で、同僚議員に審議をゆだねて、私の質問を終わります。 |