2007年2月定例会 個人質問 わしの恵子子育て支援について
【わしの議員】 「母子家庭になり、こどもを預けて働きたいと保育園に申し込んだが入れなかった」と20代の女性。「1歳と2歳の孫がいるが、長男夫婦が破産して家族で働かなければならないのに、保育園に入れなくて困っている。なんとか助けてください」と60代の女性。その他にも「西区のマンションに転居してきたが、周りには保育園もなく児童館もない。『子育てするなら名古屋で』という宣伝を見て期待していたが、実際、住んでみたら、全く違っているではないか」等々、深刻な声がたくさん寄せられました。 これらのアンケートからは、若い子育て世代からの、市政への要求がたくさん見えてきます。私は、「子育てするなら名古屋でと」強調される市長に子育て支援を求めて質問をいたします。 保育園の増設を【わしの員】 ところがこの近くには保育園はなく、幼稚園バスで遠くの園まで通ったり、高い保育料を払って、認可外の託児室に預けたりと、大変苦労されているのです。 子育て世代が急増している山田地区内を始め、保育要求の実態調査を行うとともに、必要な地域には保育園の増設を早急に行うべきと考えます。
常設の子育て支援センター設置を【わしの議員】 名前は「もこもこ」といい、「山田支所講堂」「西児童館体育室」「枇杷島スポーツセンター」の施設を借りて、週に1回ずつ開かれています。 私も、先日見学させていただきましたが、保育園や幼稚園に入所していない親子にとっては、こどもだけではなく親たちの交流や、子育て相談の場として、かけがえのない大切な居場所となっています。しかし、常設ではないために、カーペットやおもちゃ、絵本などの遊び道具などを持ち込んでの開設ですので、関係者のみなさんのご苦労は大変なものです。 とくに、山田支所の講堂で開かれている、「にしっこサロンもこもこ」は、多いときは、100組以上もの親子が集うので、何か行事を計画したくても、なかなか思うようにできないなど、運営は大変だと伺いました。 民間保育園など関係者の好意、努力で開かれている子育て支援は、常設の場所が必要です。少なくとも利用者が多い山田地区では、「子育て支援センター」が常設で開設できるように施設整備を図ることを求めます。
児童館の増設が必要【わしの議員】 現在でもすでに、幼児から中学生までの合計人数は山田地区の方が多くなっており、今後もさらにこの傾向は強まってくると予想されます。 こういう実態をみたとき、やはり山田地区内にも児童館は必要です。図書館は1区1館から支所管内にも実現して、多くの市民に喜ばれていますが、今度は児童館についても、1区1館にこだわらず、山田地区など必要度の高いところには作っていくべきと考えます。先日、西区の児童館を訪ねましたが、多くの子どもたちが、外で元気に遊んだり、屋内でも本を読んだり、ピアノを弾いたりと、仲良く遊ぶ姿をみて、児童館はこどもたちにとって、なくてはならない施設だと改めて思いました。 児童館の建設については、本来なら各中学校区単位につくるべき施設だと思いますが、山田地区のように子どもたちが急増しているところについては、児童館建設を求めます。
子育て支援の施設整備には、真剣に取り組め(意見)【わしの議員】 「子育てするなら名古屋で」というなら、このような事例に学び、保育園の増設始め、子育て支援の施設整備には、真剣に取り組むべきと強く意見を申し上げます。 児童館の体育室にも冷房設備を【わしの議員】 昨年の11月、市長が出席された西区の「区民の集い」の場でも、このことが訴えられ、市長はその場ですぐになんとかならないかと検討をされました。 しかし、その場では結論に至らず、市長は「もう少し検討させてください。大きな問題として受けとめて帰ります」と言われました。 私は、関係者の方々から「西児童館の冷房問題はどうなったんでしょうか」と、たずねられます。乳幼児が利用している西児童館の体育室のように、必要なところには冷房設備を整えるべきではないでしょうか。
体育室への冷房設置を求める(再質問)【わしの議員】 市長も「西区民の集い」では、その様子をビデオでしっかりご覧になったとおりです。あの時、市長は「役所は児童館の体育室に冷房を設置するお金はあると思います」「大きな問題として受けとめて帰ります」と言われましたよね。だからみなさん、大変期待されているんです。 市長、今年の夏は「夏季熱」で苦しむこどもが1人もでないように、体育室への冷房設置を求めます。再度お答えください。
「子どもを大切にする心」「福祉の心」をもって市政運営を(意見)【わしの議員】 答弁は全く納得できません。「子育てするなら名古屋で」の宣伝が泣きます。 もっと、「子どもを大切にする心」「福祉の心」をもって市政運営を行うべきと意見を申し上げ質問を終わります。
|