学校が週5日制になり、土曜日は多くの学童保育所が午前中から開設している。厚生労働省は土曜日に開設することを前提に補助の基本額を増額したが、名古屋市の学童保育所への補助は、夏休み期間中等を除き、多くの土曜日について、いまだに学校が土曜日に授業を行っていたときの午後1時からの補助のままとなっている。
小学校4年生・5年生・6年生を放課後児童健全育成事業の対象児童にすることに関して、厚生労働省は、2001年12月20日に雇用均等・児童家庭局育成環境課長が、「放課後児童のおかれている実情を勘案し、小学校(盲・聾・養護学校も含む。)に就学している4年生以上の児童も積極的に受け入れるよう配慮されたい。」という通知を出し、2005年には実施要綱に、「その他健全育成上指導を要する児童(盲・聾・養護学校の小学部の児童及び小学校4年生以上の児童)」という文言で明記された。社会環境の変化からも、高学年になったからといって、安心して子どもだけで留守番できなくなっている。学童保育所のような安全な所で、安心して生活できることが必要である。
ついては、次世代を生み育てていく社会の一環として、学童保育を必要とする子どもが全員入所できるよう学童保育施策を充実させるため、次の事項の実現をお願いする。
- 保護者負担を軽減し、学童保育を必要とする家庭の子どもが学童保育を利用できるよう、現行制度を改善すること。
(1)すべての土曜日について、長期休業日と同様に、実態に即して午前中から補助をすること。
(2)助成対象児童を小学校の4年生・5年生・6年生まで拡大すること。特に、児童福祉法にも明記されている「おおむね10歳」に当たる小学校4年生までは、早く拡大すること。
※紹介議員 うめはら紀美子 わしの恵子 さとう典生 江上博之 山口きよあき くれまつ順子 かとう典子 田口かずと(以上共産) 久野浩平 吉田伸五 うえぞのふさえ 加藤一登 田中里佳 鎌倉安男 山本久樹 梅村麻美子 岡本やすひろ 斎藤まこと 小川としゆき 日比健太郎(以上民主) ふじた和秀 中川貴元 中里高之 岡本善博 水平かずえ 岩本たかひろ(以上自民) 横井利明 浅井日出雄 伊神邦彦 工藤彰三 坂野公壽(以上名自) とみた勝ぞう(社民) のりたけ勅仁(民ク)
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