2008年2月定例会 請願討論 梅原紀美子議員(3月19日)

『市立高等学校教室への冷房設置に関する件』の請願討論

請願第34号『市立高等学校教室への冷房設置に関する件』の採択を求めて討論を行います。名古屋市は市立高校普通教室への、冷房設備の設置を行っていません。生徒から「とても暑くて勉強できない」「アトピー肌で教室にいるのがつらい」という声が上がっています。高校では夏休みにも補習授業があるなど、7月、8月も普通教室を使っています。

5校では、やむにやまれずPTAが、クーラーを自主的に取り付け、生徒一人当たり年間7千円程度を親が負担しています。

文科省の学校環境衛生基準は、教室の温度について「夏季では30度以下が望ましい。最も望ましいのは25度から28度である」と定めています。

国の基準がありながら名古屋市教育委員会は、教室の温度を把握しておらずこれでは、クーラー設置の必要性がないと判断はできないはずです。

先日、公表された包括外部監査の報告では、高校普通教室の冷房化について、次のように述べています。

「学習環境の改善を図ることは将来を担う人材育成のために必要である。他都市の例など冷房化の現状を改めて把握し冷房化に関してスピードを増して検討することが望まれる。」

以上から、誰もが平等に快適な環境のもとで勉学に励むことができるよう、まず、市立高校普通教室への冷房の設置を求める、この請願の採択を呼びかけて討論を終わります。

 

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