2010年5月臨時会
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繰り返される賃金カット | |
項目 | 影響額 |
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2009年のマイナス勧告分 | 66億円 |
退職金の減 | 31億円 |
定員の見直し | 28億円 |
2010年度の手当見直し | 31億円 |
2010年のボーナスカット | 24億円 |
計 | 180億円 |
第2に、マニフェストに反する金持ち・大企業優遇の10%減税をはじめとする市収入不足の穴埋めのための削減だからです。新年度予算案の収支不足は、減税財源161億円を含め486億円です。そのために、福祉・市民サービス削減をはじめ、臨時財政対策債を80億円増発します。財政調整基金を30億円取り崩します。日本共産党は、景気対策の減税というなら、所得制限を設け、4人家族で年収800万円までとし、福祉と減税の両立を提案しました。市長公約の金持ちゼロの具体策です。これによって、個人市民税44億円と大企業優遇の法人市民税26億円の減税をやめれば、財政調整基金は取り崩さず、赤字市債である臨時財政対策債の発行も少なくすることができます。
第3に、市長は、マニフェストで人件費削減としているからといいます。しかし、市長に期待した声は、暮らしを良くして欲しい、景気を回復してほしいからです。ましてや、マニフェストには、『おおむね500万円以下の職員は対象にしない』とありますが、守られていません。都合が悪いところは、マニフェスト違反です。
今、市政に求められるのは市民の暮らしを守り、景気をよくすることです。その実現に全力を尽くすことを求め討論とします。