2010年6月定例会 反対討論・賛成討論(6月29日)
後期高齢者医療制度の廃止を求める請願の採択を
かとう典子議員
高齢者の願いに反して見直しを4年後に先送り、さらに65歳以上までを対象にすることを検討
かとう議員
ただちに廃止と公約した民主党政権
【かとう議員】 平成20年度に導入された後期高齢者医療制度は、現代版「姥捨山」と言われ、小手先の「見直し」や「改善」で解決できるものではなく、廃止する以外に道はないことが誰の目にも明らかです。そして、昨年の総選挙で「後期高齢者医療制度をただちに廃止する」と公約に掲げ、誕生した新政権に、高齢者・国民の期待が大きく広がりました。
廃止方針は先送りなのに「趣旨実現?」
ところで、この請願は、すでに国において廃止方針が打ち出されているということで、審査打ち切りとなりました。しかし、高齢者の願いに反して、見直しを4年後に先送りし、さらに65歳以上までを対象にすることを検討しています。これでは改悪であり、「廃止方針」とは言えません。
先送りで保険料値上げ・負担増に
保険料は2年ごとに見直されるため、今年の4月には保険料の値上げが行われ、高齢者の負担が一層増えました。年金が目減りし、厳しい暮らしの中で耐え忍んでいる高齢者をこれ以上苦しめることは許されません。制度の廃止は待ったなしです。
直ちに廃止を
この請願を採択し、意見書を国に提出することを求めて討論を終わります。
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