2010年6月定例会 議員提出議案に対する質疑(6月21日)
さとう典生議員
名古屋市公開事業審査の実施に関する条例案(民主党提案)
【提案説明】 厳しい財政の中、抜本的行財政改革が必要。事業審査の実施が大きな役割を果たす。これまでやってきた事務事業の見直しことは行政内部のことで公開されていない。行政評価の効果もわからない。議会の役割を具顕化する。民主党は減税そのものに反対ではないんで、これによって、行財政改革が一層進み、減税財源の確保につながる、事業の見直しによる市民サービス向上にもつながる。公開の場で見直しが行われ、透明性と有効性が確保され、行財政改革委が進み、市民の関心が高まる
市長の予算編成権と公開事業審査との関係は問題ないか、対象事業をどの範囲にするのか
さとう議員
市長の予算編成権と公開事業審査の関係は
【さとう議員】
まずは、総括的にお聞きします。この条例で行おうとする事業審査は、これまで本市で行われてきた、予算編成や議会の審議との関連について、どのように理解し又機能するのかお尋ねします。
まず、議会の提案ということで気になるところが、市長の予算編成権との関係でどうか、市長がこうした議案を出すことならわかるが、危惧がある。市長の予算編成権と公開事業審査との関係についてはいかがでしょうか。
決算審査と公開審査との関係は
【さとう議員】
次に、議会の予算や決算審査と公開審査との関係についてはどのように考えればよいのでしょうか。
対象としてどのようなものが予想するか
【さとう議員】
具体的に3条の関係でお聞きします。名古屋市の事務事業は225万の都市として多種多彩な分野に及んでいる。3条の第2項、市長が「事業審査の対象を定める」としていますが、対象としてどのようなものが予想されるのでしょうか。
市長と議会との実施の違いは
【さとう議員】
第3条第2項には、議会が「選定し、審査を求めたときは・・・」とあるが、市長が自分でやるのと議会が求めるのとで、範囲がどうかわるか、どのような違いを想定しているのか。
本来、議会で議論すべきことではないのか
【さとう議員】
行政評価は議会側がきちんと議論してやっていくべきだったと思うが、市長のところで外部評価でやったことが問題だった。このCDをやるという点はどうかと思います。
施策をやめるかどうかは、市長の仕分けだと4大プロジェクトが最初から入らないことになるし、今回の事業仕訳では最初から入らないという問題もある。
市政における施策の評価と変更は本来、議会が決算審査を通じて行ったり、議会での(一般)質問の中で市長に施策の変更を求めたりすればよいと考えますが、わざわざこのような事業審査を行う意味があるのでしょうか。
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行政主体で、市民公開でやることが中心
【鎌倉議員】
議会だけでやるならこの条例はいらない。今でも審査はできる。結果を市長の予算に反映させるかで、市長の予算編成権への抵触が問題になる。今回はあくまで行政が主体となってやること、市民に公開し、議員も市民も入るということで、公開という意味でやれば市長の予算編成権に抵触することなく、予算に反映するメリットがある。議会が中心になるのでなく、予算編成権に抵触することなく事務事業の審査を予算に反映させる条例となっている。