2010年6月定例会 議員提出議案に対する質疑(6月21日)
名古屋市住宅リフォーム助成条例
(共産党提案)
山口きよあき議員
中小事業者の仕事を増やし、市内経済の活性化につながる具体的な施策が切実に求められている
山口議員
【山口議員】 ただいま議題となりました名古屋市住宅リフォーム助成条例について、提案の趣旨をご説明申し上げます。
暮らしと中小業者の支援が求められている
いま本市には、長引く不況のもと、市民生活と地元業者を支援する具体的な施策が、切実に求められています。
経済の活性化と市民の居住環境の向上に
本条例の目的は、住宅リフォームの促進で中小事業者の仕事を増やし、市内経済の活性化を図るとともに、市民の居住環境の向上をめざすものです。
助成対象となるのは、市民が、市内事業者に依頼して行う、自己所有の住宅等のリフォームです。店舗付き住宅やマンションの専用部分のリフォームも対象です。
工事対象は、屋根のふき替えやふすまの張り替え、畳の交換などから、バリアフリー、省エネ、耐震、防犯を目的としたものまで、幅広く想定しており、既存の介護保険や耐震改修の助成制度より、ひとまわり広い対象とします。
中小業者が受けやすく関連業種も多い
住宅リフォームは、建築業をはじめ様々な業種の比較的小規模の事業者が請け負いやすい仕事です。助成制度を設けて、市民の住宅投資意欲を促進することで、市の助成額をはるかに上回る経済波及効果をもたらします。
市長の予算編成権にも十分配慮
なお条例案には、具体的な助成金額や助成比率、予定件数など、予算に関する条項はあえて書き込んでいません。実施時期も来年4月としています。市長の予算編成権にも十分配慮して、条例の施行に関する詳細な制度設計は、今後の議論に委ねています。
この提案の趣旨と背景をぜひ御理解いただき、ご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
市当局から施策が出てこない。やむにやまれぬ形で、これ以上待てない
【山口議員】 質問通告があればもっときちんと答えれますが、提案の趣旨と背景を御理解していただきたい。長引く不況のもとで大変に事態です。市内の建設業者だけで10年前、13万人いた従事者が、今は10万人を切っている。ところがこの分野を応援する施策が市当局から出てこない。そこで、予算編成権にも配慮してこうした仕組み、骨格を合意していただき、予算は当局で提案してもらうという、やむにやまれぬ形で、これ以上待てないということで提案した。
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レベルの低い参院選対策だ(桜井)
【桜井議員】
4つの条例はいろいろ理由がある。河村市長になって議会のパワーアップの目的があるが、リフォームは次元が低い。参院選対策以外何物でもない。