請願番号 |
受理年月日 |
請願名 |
請願者 |
紹介議員 |
平成15年
第19号 |
平成15年
7月2日 |
相生山緑地を貫く都市計画道路弥富相生山線の建設中止を求める請願 |
相生山の自然を守る会 |
斎藤亮人(ともに) |
相生山緑地は天白区に位置する約130ヘクタールの生態系豊かな森である。今、この森に、道路がつくられようとしている。これは、開発から環境保全へという価値観の変化が起きている中で、昭和32年に都市計画決定された事業を施行しようとするものである。この道路は緑地の中央を分断するものであり、生態系への影響はかなり大きくなるものと考えられる。特に、ここは日本最大級を誇るヒメボタルの生息地であり、その中でも道路予定地となっている沢は重要な生息地である。
ついては、道路建設についていまだ地元の合意もない状態を考慮し、この森とそこに住む動物たち、そして我々にも重要なこの緑地を守るため、次の事項の実現をお願いする。
- 相生山緑地を貫く弥富相生山線の道路建設を中止すること。
- 次世代のために相生山緑地を保全すること。
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平成15年
第20号 |
平成15年
7月2日 |
福祉給付金制度の対象者縮小の凍結と敬老パスの継続を求める請願 |
逵光子 |
梅原紀美子(共産) |
名古屋市は、財政健全化の推進を口実に福祉を切り詰め、市民への負担増を進めている。特に、全国に誇る医療費を無料にする福祉給付金制度については、県制度での対象者さえも対象者から外し、対象者を大幅に削減させ、大きく制度を後退させようとしている。しかも、昨年の10月から国の医療制度改悪とともに受診抑制が進み、高齢者の健康悪化を招いており、福祉給付金制度の対象者の縮小は凍結すべきである。
また、敬老パスはお年寄りの気軽な外出や健康、町の活性化に役立っており、まさに市民の宝といえ、現行制度を継続することが求められている。
ついては、次の事項の実現をお願いする。
- 8月からの福祉給付金制度の対象者の縮小を取りやめること。
- 65歳からの敬老パスを現行どおり継続すること。
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平成15年
第21号 |
平成15年
7月2日 |
春日井市松河戸地域の産業廃棄物焼却施設建設に反対する請願 |
(松河戸)産廃焼却炉建設をやめさせる守山の会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
春日井市松河戸地域に民間業者が建設を予定している産業廃棄物焼却施設では、廃プラスチック、汚泥、廃油、動物性残さ、感染性産業廃棄物、廃材、金属くずなどの破砕、焼却のために24時間操業することが計画されている。この施設の名古屋市側は、住宅をはじめ医療施設、学校などがある人口密集地であり、ダイオキシンの飛散、重金属などが地域の環境に与える影響は甚大である。愛知県知事には13万人を上回る建設反対の署名が提出されている。
この間、事業者の長年にわたる国有地の不法占有が発覚し、春日井市松河戸町に建設予定の焼却施設の炉と同じ製造メーカーの同型の焼却炉が愛媛県内子町で故障、修理解体となるなどの事態も起こっている。また、住民が環境研究所に委託して調査した焼却炉建設予定地周辺の土壌からは、非汚染土壌の60倍以上の鉛が検出された。
こうした中、焼却炉のメーカーである株式会社中島鐵工所がこの事業から撤退することが明らかになっているが、愛知県には何も届けがされていない。撤退すれば、申請書類の記載内容が変更され、今まで株式会社中島鐵工所が中心となって事業者説明会で住民に説明してきたことや責任を含めて、信憑性が問題になってくるのではないだろか。
住民からの事業者説明会開催の要望を無視し続けているため、建設に関する多くの問題が積み残されている。ついては、名古屋市民の命と健康を守るため、次の事項の実現をお願いする。
- 愛知県に申請されている焼却炉製造メーカーの撤退に関して、事実経過を名古屋市として独自に調査し、その結果を公表すること。
- 焼却炉建設予定地周辺4キロメートル以内について、ダイオキシン、重金属などの現況を守山区地域環境審議会の市長あて要望に基づいて調査すること。
- 早急に守山区及び北区において住民が要望している事業者説明会を再開されるよう働きかけること。
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平成15年
第22号 |
平成15年
7月2日 |
子どもたちが健やかに育つために北区に延長保育実施園をふやすことを求める請願 |
田島光映 |
梅原紀美子(共産) |
現在、長引く不況の中で、父母の労働実態はますます厳しいものとなっている。現入所者の中でも、現在の保育時間が実態に見合っていないために、お迎えの時間に間に合わず別の人に頼んでいるケースや仕事をやめざるを得ないケース等、安心して子育てができる状況とはなっていない。延長保育未実施の公立保育園の父母の方にアンケートを取ったところ、回答があった296名のうち、40%の方は延長保育が実施されたら利用したいと答えており、利用するかもしれないと答えた方を合わせると73%になっている。
北区ではこれまでにも延長保育の希望に加えて乳児の入所希望も多く、公立保育園や民間保育園の入所定員に対する超過入所や新園の建設が進められてきたが、依然として待機児童は解消されていない状況である。
ついては、次の事項の実現をお願いする。
- 延長保育の希望者の多い北区の公立保育園に延長保育実施園をふやすこと。
- 新園建設又は増築による定員増で待機児童解消を行うこと。
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平成15年
第23号 |
平成15年
7月2日 |
守山市民病院の縮小・再編をやめ、総合病院としての存続を求める請願 |
地域医療を考え守山市民病院を守る会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
名古屋市は、市立病院整備基本計画(案)で守山市民病院を東市民病院のサテライト的病院と位置づけ、機能を大幅に縮小しようとしている。この計画(案)では、ベッド数を現行の200床から95床に削減し、そのうちの80床を長期慢性疾患対応に、残り15床は末期がん患者の緩和ケアに充てることとなっており、入院手術などに伴う一般患者用ベッドがなくなる。守山区内の一般ベッド数は777床あるところ、その25%に当たる200床がなくなり、患者とその家族の負担が増大し、地域医療への影響は重大である。
守山市民病院での入院・手術は廃止され、東市民病院に回されることになる。例えば産婦人科では、通常の検診が守山市民病院でも、いざ出産は東市民病院でということになる。外科でも虫垂炎の手術すらできないことになる。平成13年度に守山市民病院に入院していた患者の87.8%は守山区民であったことから見ても、この計画(案)は地域密着の総合病院としての役割を大きく後退させるものであり、認めることはできない。
救急医療が全面廃止になることも、区民の願いと反するものである。現状の土曜日輪番制の二次救急体制を含む守山市民病院の時間外患者数は、平成13年度で入院545人(うち休日265人)、外来2424人(うち休日1624人)を受け入れており、大きな役割を果たしている。外来診療においても、高度な技術を要するものは東市民病院に回されることになる。平成13年度の外来患者の88.9%が区内在住であり、区民には大変な負担をかけることになる。医師全員が中央病院である東市民病院の所属となり、守山市民病院の診療体制が手薄になり、区民に不安が生じる。基本計画(案)が掲げる医療の高度化・多様化への対応には反対しないが、このような地域医療の切り捨ては行うべきではないと考える。
ついては、次の事項の実現をお願いする。
- 守山市民病院のベッド数削減・一般ベッド廃止・救急医療廃止などの縮小計画はやめて、総合病院として存続させ、救急医療など今以上に充実させること。
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平成15年
第24号 |
平成15年
7月2日 |
消費税率引き上げ反対と早期の景気対策を求める意見書提出に関する請願 |
愛知県消費者団体連絡会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
毎月行っている消費税アンケートへの意見として多くを占めたのは、消費税の減税又は廃止、あるいは、消費税率を上げないでほしいというものであり、これ以上の消費税率の引き上げには絶対に反対である。
このような中で、消費税率を毎年1%ずつ引き上げて16%にするという日本経済団体連合会や法人税を大幅に引き下げて消費税率を19%にするという経済同友会からの提言が発表されたほか、政府・与党も消費税引き上げの大合唱である。
私たちの暮らしは、戦後最悪の就職難、家計収入の減少、不況と将来の見通しが立てられないという不安の中で、とても深刻な状況にある。日本生活協同組合連合会の生計費調査では、消費支出は3年連続で減少しており、生活を切り詰める国民の姿が浮かんでくる。消費税は毎日の生活費にかかり、特に年金生活者や低所得者ほど負担が重くなる税金であり、本来、税率め引き下げや廃止をすべき税金である。消費税率の引き下げは、国の経済の60%を占める個人消費を伸ばし、景気回復をもたらすと考える。税金の使い方や大企業、高額所得者の優遇税制を改めれば、消費税率を上げなくても高齢化社会を支えることができるものであり、また、将来の税制度のあり方は、広く国民の意見を反映する中で論議を行うべきであると考える。
ついては、貴議会が次の事項を内容とする意見書を国に提出されるようお願いする。
- 消費税率の引き上げをしないこと。
- 景気対策として、消費税率を早急に3%に引き下げること。
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平成15年
第25号 |
平成15年
7月2日 |
名古屋市の医療・福祉の後退を元に戻し、現行の敬老パスの継続を求める請願 |
愛知県社会保障推進協議会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
国の医療・介護・年金制度等の改悪と負担増は、国民生活と日本経済に深刻な影響を与えている。こうした時だからこそ、名古屋市に住民福祉の増進のための役割が求められている。ついては、名古屋市の宝となっている医療・福祉施策を後退させることのないよう、次の事項の実現をお願いする。
- 8月からの福祉給付金制度の対象者の縮小をやめること。
- これまでの医療・福祉の改悪を取りやめ、元に戻すこと。
(1)68歳からの老人医療費助成制度を復活すること。
(2)名古屋市国民健康保険世帯主の3割負抱を2割負担に戻すこと。
(3)要介護高齢者等福祉金(月7500円)を元に戻すこと。
(4)成人基本健康診査の自己負担導入等健診の改悪を元に戻すこと。
(5)重度障害者福祉タクシー等削減した障書者への福祉予算を元に戻すこと。
- 65歳からの敬老パスを現行どおり継続すること。
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平成15年
第26号 |
平成15年
7月2日 |
福祉給付金制度の縮小に反対する請願 |
愛知県保険医協会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
国の高齢者医療の負担増により、必要な医療の中止や中断をする事例が生まれている。こうした中で、市の福祉給付金制度は、少なくない高齢者医療対象者の一部負担金を助成する全国的にも優れた福祉施策として、高齢者及びその家族から喜ばれている。
ところが、市は、2003年度予算で、現在の福祉給付金対象者から市町村民税非課税世帯に属する者を外すことを盛り込んだ。これは、福祉給付金対象者の72%に当たる約7万9000人を制度対象から外す大改悪である。
ついては、福祉給付金制度が後退することのないよう、次の事項の実現をお願いする。
- 福祉給付金制度の対象者を縮小しないこと。
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平成15年
第27号 |
平成15年
7月2日 |
学童保育に係る請願の議会採択事項の早期実施等に関する請願 |
名古屋市学童保育連絡協議会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
厚生労働省は、2002年9月に少子化対策プラスワンを公表し、2003年度予算に向けて800カ所の増、障害児の補助加算の要件緩和を提言し、少子化対策の柱と同時に男女共同参画社会をつくる上での重点課題として、学童保育施策の展開を図っている。
しかし、名古屋市の2003年度予算では、1998年に市議会で採択された請願事項である午後6時までの補助や家賃補助の増額が実施されるどころか、財政危機を理由に補助金が減っている。就労者支援のためにある学童保育所の開所時間が午後5時まででは、保護者の労働実態に見合っていないことはいうまでもない。家賃補助は、1991年に現行の家賃の3分の2、上限2万4000円に改善された後10年以上据え置かれており、実質的に保護者の負担増となっている。
また、高学年を補助対象にすることについては、2001年12月に厚生労働省が課長通知で「4年生以上の児童も積極的に受け入れるよう配慮されたい。」と明言し、全国的にも高学年の登録児童数が増加している。名古屋市において高学年を対象児童と位置づければ、国からの補助金(基本分)が増額されるのであり、国庫補助金を積極的に確保するという財政健全化の方針に照らしても実施されるべきである。
さらに、土曜日午前の補助については、学校週5日制の実施に伴い、厚生労働省は「土曜日など開設加算」を新設した。現在、女性のパート労働化によって土・日曜日にフルタイム就業する保護者は増加しており、少なくとも土曜日の午前中から子どもが学童保育所に通えることが保護者の安心につながり、仕事に専念できる。
ついては、子どもが安全にのびのびと生活し、保護者が安心して働きつづけられるようにするという学童保育本来の事業目的を達成するためにも、次の事項の実現をお願いする。
- 1998年に採択された請願事項のうち、次の事項について、2004年度予算で実現すること。
(1)補助対象時間を現行の午後5時までから午後6時までに延長すること。
(2)家賃補助を実態に近づけるために予算を増額すること。
- 現行助成制度を改善し、次の事項について、2004年度予算で実現すること。
(1)助成対象児童を小学校の4年生・5年生・6年生まで拡大すること。
(2)土曜日も長期休業日と同様に、実態に即して午前中から補助すること。
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平成15年
第28号 |
平成15年
7月2日 |
イラク復興支援特別措置法案に反対する意見書提出に関する請願 |
新日本婦人の会愛知県本部 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
政府・与党は、自衛隊をイラクに派遣するイラク復興支援特別措置法案を成立させようとしている。この法案は、米英の無法なイラク戦争を正当化し、軍事占領を追認し、米英軍を支援するために、自衛隊を派遣しようとするものである。これは、イラク戦争を批判する国際社会の声に背を向けるとともに、イラク国民の意思を尊重した復興の道に反するものある。
さらにこの法案は、戦後初めて戦闘地域に地上部隊を派遣するものである。自衛隊は、これまで1人の外国人も殺さずにきた。しかし、米軍司令官も全土が戦闘地域と認めている中で、イラクに派遣される自衛隊は、米英軍とともにイラク国民を殺傷しかねないし、逆に銃口を向けられることにもなる。この法案が、武力行使の放棄や交戦権を認めないことを定めた憲法に違反することは明らかである。無法なイラク戦争を正当化する上に、憲法をじゅうりんして自衛隊をイラクに派遣する法案は、絶対に許されない。愛知県の航空自衛隊小牧基地のC130H部隊の派遣が検討されている。
今、軍事占領を許さない女性市民の良識を示すことが重要になっている。
ついては、イラク復興支援特別措置法案に反対する意見書を貴議会が国に提出されるようお願いする。 |
平成15年
第29号 |
平成15年
7月2日 |
妊産婦健診をすべて無料にすることを求める請願 |
新日本婦人の会愛知県本部 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
妊産婦の定期健診は、経済的負担が大きく、乳がんや子宮がんなどの後遺症治療と合わせて保険適用にという声が高まっている。
妊産婦の定期健診は毎回きちんと受診することが大切である。現在2回の健診は無料となっているが、出産まで誰もが10回以上健診が必要である。一回の健診に5千円前後かかり、また出産にもかなりの費用がかかり、若い世帯の家計の大きな負担となっている。少子化対策としても、安心して妊娠・出産できる保障を行うことが求められている。公的支援を求める切実な声を受け、国の保険適用制度がない今、全国的には自治体独自で助成を行っているところもある。
ついては、次の事項の実現をお願いする。
- 妊産婦健診をすべて無料にすること。
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平成15年
第31号 |
平成15年
7月2日 |
高等学校に障害児学級を設置することを求める請願 |
高校に障害児学級をつくる会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
障害を持つ子どもの進路は非常に限られている。また、全国で、養護学校中等部から高等部への進学率が約94%であるのに比べ、中学校の障害児学級を卒業して養護学校高等部へ進学する子どもは約63%しかいない。市は、知的障害児が通う養護学校を4校設置しているが、高等部の定員が少なく、中学校の障害児学級卒業生の親は、定時制高校、専門学校など、子どもに合った進路を求めて自力で探し回っている状況である。
高校の義務教育化が進む中、障害児学級の卒業生とその親にとって、社会へ巣立つ前の3年間だからこそ、引き続き健常児と交流できる学校で学びたいとの思いは切実である。
学校教育法第75条では、小学校や中学校だけでなく、高等学校及び中等教育学校に知的障害者等の特殊学級を置くことができる旨定められている。
また、市も平成14年魔の学校教育の努力目標を、「一人一人の持つよさや可能性を理解し、その伸長を図るとともに、人としてよりよく生きたいという願いを実現させるよう適切な教育活動を行わなければならない」と掲げている。
ついては、生きるために何が必要かを学ぶという教育の原点に立ち、学校卒業後の社会参加と自立を目指して学ぶことのできる後期中等教育の進路の一つとして、次の事項の実現をお願いする。
- 障害児学級卒業生が、小学校・中学校に引き続きその障害に合った教育を受けられるよう、高等学校に障害児が入学できるコース又は学級を早急に設置すること。
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平成15年
第32号 |
平成15年
7月2日 |
障害者(児)福祉関連予算の充実を求める請願 |
愛知県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会 |
黒田二郎梅原紀美子わしの恵子佐藤典生村瀬たつじ田中節子田口一登かとう典子山口清明(以上共産) |
2003年度名古屋市予算は、財政赤字を理由として福祉予算の削減を打ち出した。私たち障害者・家族は、これからの生活に不安を持たざるを得ない内容ばかりである。
支援費制度については、利用者負担のうち居宅支援について、市は国の基準どおりとして軽減措置を行わないため、国が扶養義務者としている配偶者・子のいる障害者は、3月まで無料だったものが4月から一挙に負担を求められる場合も生じる。また、施設には経過措置として施設運営費補助を実施するとしながら、民間社会福祉施設運営費補給金を引き下げた。
私たち障害者・家族の暮らしは、不況が一層進む中深刻さを増してきている。リストラ・倒産による失業、作業所では仕事先の倒産や廃業、そして障害の重度化、親の高齢化と問題は山積している。
ついては、行政としての責務を果たすとともに、私たち障害者・家族が安心して暮らせる、優しさと活気あふれる名古屋をつくるために、次の事項の実現をお願いする。
- 小規模作業所への補助金を削減前の水準に戻すこと。
- 民間社会福祉施設運営費補給金など市独自の補助金を削減せず、増額し充実を図ること。
- すべての介護・福祉制度で利用時における利用料徴収及び費用負担をやめること。
- 障害者医療助成の所得制限をなくすこと。また、精神障害分野については、知的・身体障害分野と同等の制度に拡充すること。
- 遺児手当の所得制限を強化しないこと。また、手当の増額をすること。
- 障害者の社会参加を進める重要な施策である福祉特別乗車券制度は現行制度を維持すること。
- 障害者団体及び当事者の声を障害者施策に反映させるシステムをつくること。
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