陸前高田市を党市議団が実態調査

日本共産党名古屋市議団のわしの団長、山口議員、岡田議員は、仙台と名古屋市が復興支援している岩手県の陸前高田市へ視察に行きました。

テレビから流れる映像そのままの町の様子。しかし全体を見まわして、2ヶ月半経っても、今だ広範囲の瓦礫と液状化です。ぐにゃぐにゃに曲がった鉄骨の間に、布団や衣類が引っ掛かっていてそこに普通の生活があったと思うとむねが苦しくなります。陸前高田市の藤倉議員と住田町の佐々木議員に話を聞きました。(写真は藤倉議員を激励する調査団)

もともとここは津波の来ていた所で、高台に町がありましたが、戦前に沿岸部に鉄道ができてから、高台にあった庁舎や文化施設が、平地に移りそのことが、住民の安心感を誘い、海岸に近いところに、家が建ち、町の中心部が出来たという経過があったとのことでした。

自然の脅威を感じますが、今後の町作りには、自然災害を軽視せず、自然の脅威を知り、自然と共生する町作りが必要だと学びました。行政機能が丸ごと流され、一時はコミュニティーも壊れましたが、避難所を中心に、自主的な助け合いがされるようになり、コミュニティーを中心に、住民自らが参加しながら、町の復興を時間をかけて、進めて行きたい、といわれていました。

名古屋市の派遣されている職員は、毎日1時間以上かけて、マイクロバスで通勤し、専門化しがちな部署どうしも、横との連携を密にし、積極的に住民のなかに入って関わることで、住民の信頼も得てきているようです。

上からの復興計画ではなく、住民が主人公の復興を進めようと頑張っている、陸前高田市から、私たちは多くを学びたいと思います。(岡田談)

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