3月5日 山口議員が南京問題で質問
南京事件で「政府見解は認める」と市長が答弁
山口議員は、南京事件についての市長の歴史認識と市民病院について質問しました。
率直に虐殺の事実を認めよ
いわゆる南京事件、1937年から翌年にかけて日本軍が中国・南京市を攻撃・占領した際に、捕虜や一般住民に対し、戦時国際法と国際人道法に反した不法な残虐行為を行った事件について、河村市長の「いわゆる南京事件はなかったのではないか」との発言について質問し、市長は「30万人の非武装の市民に対する組織的な大虐殺はなかったのではないかと申し上げた。政府見解を読むと、僕の言っとることとほとんど同じ」と答えました。山口議員が「政府見解を認めるのか」とただすと、「30万人という部分が政府見解には入っていないが、文脈からすれば同じ趣旨ではないかと思う」と答えました。
使い古された口実を繰り返す市長
山口議員が、「肉親の体験から南京事件を否定するのか」と根拠をただしたところ、「事件後に安全区の人口が増えた」とか「蒋介石や毛沢東が南京事件で何も言っていない」など、解明済みの古臭い口実などを繰り出し、山口議員が、撤回せよと迫ると「今まで言って来たことと変わりない」と全く反省が見えません。
政令市で平和市長会議未加盟は名古屋だけ。「南京市を誘って平和市長会議へ加盟を」
3年前に山口議員が平和市長会議への加盟を求めたとき、政令市の加盟は6市、現在は名古屋市だけが未加盟です。世界では5136の都市が加盟、名古屋の姉妹友好都市も南京以外はすべて加盟しています。山口議員は「侵略戦争への反省を踏まえ、南京市にも平和市長会議への加盟を堂々とよびかけよう」と求めました。
市長は「加盟のいかんにかかわらず、その立場でやる」と答えました。
キーワード:平和と人権、市民生活、山口清明