尖閣諸島問題の党提言を持って各会派をまわる

20日、志位委員長が「外交交渉による尖閣諸島問題の解決を」という党提言を日本政府に手渡しました。その経過と提言全文を掲載した赤旗新聞を、共産5人を除いた全議員70人分コピーして、山口議員が各会派をまわり政策審議会長に手渡しました。

山口議員は党市議団の政策審議会長です。各派の政審会長と意見書の文言などをめぐり活発な議論をしますが、今議会でも原発やオスプレイ、領土問題などで激しいやりとりをしたばかりです。

自民が提案した尖閣諸島の意見書案は、島の警備など物理的対応と、領土問題は存在しない、という棚上げ論の意見書案であり、両国間の緊張激化を助長しかねないので賛同できない、という立場を山口議員は主張しぬきました。党が主張しているように、もっと積極的に外交交渉をすすめよう、という立場です。

今日、一対一で各党の政策審議会長に、領土問題の存在を認めたうえで中国国民まで説得するようなつもりで交渉すべきだ、「領土問題は存在しない」というのは竹島問題での韓国の態度と一緒で日本はダブルスタンダードと言われてしまう、など党の見解を説明すると、みなさんから「交渉は必要だ」「経済問題も深刻だし現実的な解決策がいるね」といった反応が返ってきました。中国大使とも会談する、という志位委員長の行動も注目されています。提言と行動力のインパクトを実感しました。説得力抜群です。

また後日、中国大使との会談が載る赤旗もみなさんにお届けする予定です。