2013年6月定例会
請願採択に対する討論(岡田ゆき子議員 2013年7月2日)
稼働率も利用者満足度も100%に近い人気施設・休養温泉ホーム松ヶ島を廃止するな
【岡田議員】ただいま議題となっております「休養温泉ホーム松ヶ島を存続し、充実させることを求める」請願の採択を求め、討論いたします。
休養温泉ホーム松ヶ島は、高齢者、障害者、ひとり親家庭などを対象にした、低廉な料金で利用できる保健休養施設であります。
平成23年に実施した名古屋版事業仕分けにおいて、「廃止を含む見直し」と判定され、社会福祉審議会での議論を経て、名古屋市は、今後老朽化を見極めながら廃止すると決めました。
今回の廃止は、この施設は人気がないとか、利用率が悪いであるとか、赤字を抱えているからという理由ではなく、老朽化だけが理由であります。
稼働率はほぼ100パーセント、利用者満足度も100%に近い人気のある施設なのに
実際は、市民にとって、低廉で利用しやすい施設であり、稼働率はほぼ100パーセント、利用者満足度も100%に近い人気のある施設です。それにもかかわらず、廃止することを市民は納得していません。
市民が納得する代替施設はない
また、市は、本施設を廃止しても、代替施設はあるとしていますが、果たして、本施設と同等程度に低廉で利用できるのか、交通機関等問題はないのか、何よりも市民が納得した場所が必ず確保できるのかは、明らかではありませんし、まだまだ検証が必要です。
高齢者、障害者、ひとり親世帯などが気軽に利用できるよう、存続・充実を
施設設備の老朽化は当然の課題でありますが、市民に長く愛され、現在でも人気の高い、必要な施設を、廃止と判断するのは拙速すぎます。
市が高齢者、障害者、ひとり親世帯などに提供できる公的な施設として、休養温泉ホーム松ヶ島を存続し、さらに利用しやすい施設に充実させるため、この請願の採択を呼びかけて討論を終わります。