2013年11月定例会

岡田ゆき子議員の議案外質問③(11月27日) 旧城北病院跡地の利用について

旧城北病院跡地の活用について

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住民の意見を聞く仕組みが必要

岡田 自席s【岡田議員】北区の城北病院は、2011年から西部医療センターとなって移転リニューアルしました。約8,500㎡の跡地は、ほぼ取り壊しが終わり、更地に近い状態です。

病院局は、跡地を公有財産運用協議会に諮り、緑政土木局からの申し出で1/8の1000㎡を公園用地として病院局が市に売却し、残り7/8は民間に売却するとしています。

城北病院は地域住民の協力で土地を取得した歴史を持っており、住民に支えられた病院として存続してきました。私は当然、売却にあたって、病院局が住民の意見を聞くという仕組みがあってしかるべきだと思います。住民の要望をどのように把握に努めてきたのでしょうか。病院局長お答え下さい。

8分の1が公園用地となったのは地域要望の成果

【病院局長】取りこわし工事説明会等、要望があれば懇談の場を設け、意見を伺ってきた。また、書面、電話等、様々な機会を通じて、地域の要望を伺ってきた。

これまでいただいた要望も、その都度、所管局に対し情報提供し、検討を依頼するなど、真撃な対応に努めました。その結果、公有財産運用協議会において、跡地の一部約1/8が公園用地として活用されることとなったことも、地域からの要望の成果ではないかと考える。

 売却に際して、地域の声を反映するように

【岡田議員】緑被率30%の目標にするために公園は、当然のこととして進める必要があるんです。区政協力委員会からは、要望として「高齢者を中心に地域住民が健康で楽しく過ごせる場」など要望が出されています。住民有志でつくる「城北病院跡地を市民のために活用する会」が取り組んだ「子育て支援や高齢者施設、地域の防災拠点など市民の福祉や安全のために活用を」求める署名も、3600筆を超え、先日市長に届けられています。

これだけ地域住民の強い要望が出されていて、その声にこたえられないのは問題だと思います。地域の住民の願いは、売却するにしても子育て支援や高齢者など住民が利用できるよう配慮してほしいということです。

跡地は、公営企業である病院局長が、最終的に売却を判断するわけですが、地方公営企業法の第十六条、ここには、「地方公共団体の長は、(市長は)当該住民の福祉に重大な影響がある公営企業の業務の執行に、その福祉を確保するため必要があるとき、…必要な指示をすることができる」と書かれています。

市長さん、城北病院が、学区住民の1/3の署名が集まっていることは「住民の福祉に重大な影響がある」ことを示しているのではありませんか。病院局に対し「できる限り売却の際に住民の声を反映する」ように指示していただけますか。

 売却したお金を医療に使っていただく(市長)

【市長】地域の皆さんに配慮されたと伺っとりますし、ちょこっとでもそのお金を医療に使っていただく、広く市民のために使っていただくということで頼むぜ、と申し上げておきました。まぁ、そのへんで理解してもらえんかな、と思います。

 地域に入って住民の声を聞いてください

【岡田議員】ぜひ、住民からの要望があれば受けますよと受け身ではなくって、やはり共存していて、病院があった時には騒音とか駐車場とか、いろんな迷惑もあっても、地域は共存してきたんです。ですから売却する時には勝手に売りますではなく、病院局から直接住民に出向いて要望を聞くとやっていただきたいのですが、ぜひ地域に入って話を聞くっていうの、やっていただきたいと思うのですが、市長からお願いしていただけませんか

 さっき言ったことでご理解を(市長)

【市長】まぁ、さっき言ったことでご理解をいただきたい。

 住民が主人公の市政をどの場面でも貫いて

【岡田議員】ぜひ、本当は、話をきちんと聞いていただかなければいけないと思う。住民が主人公の市政を、どの場面でも貫いていただきますよう要望して質問を終わります

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