中保健所跡地は市民の貴重な財産、市民のための活用を
名古屋市中区の旧保健所跡地(大須4丁目・1460㎡)の民間売却方針の撤回を求めて、9月5日に地元住民が1000人分の署名を提出。跡地は子育て支援や高齢者介護など市民のために活用してほしいと要望しましたが、来年2月の入札にかけることが分かりました。そこで住民の皆さんは1473人分の署名を追加提出し、改めて健康福祉局と話し合いを行いました。日本共産党わしの恵子市議も同席しました。
住民の方の要望は、「大須4丁目の保健所の跡地は、とても便利な場所であり、マンションがどんどん増えている。しかし、保育園は不足しており居住地では入所できず、母親の職場がある西区の保育園に預けている。跡地は保育園に活用してほしい」 「中区の生涯学習センターの視聴覚室は90団体が場所をとるのに大変、音楽やたいこなどが練習できる場所をつくるなど考えてほしい」等々です。
「それらの要求を実現させるためにも、売却にあたっては、保育園や高齢者施設、市民利用施設なども含めて利用できるようにという条件を付けてほしい」と語られました。
応対した市健康福祉局の熊沢章保健医療課長は、「健康福祉局と財政局にもう一度、皆さんの強い要望を伝えます」と回答しました。
名古屋市のタウンミーティングが開かれていますが、中保健所の跡地問題について、河村市長は「中区は24時間保育園が必要とされている。保育園はどんどんつくらないかん、また、小規模特養ホームも必要だ」と答えたそうです。
この跡地は、1460平方メートルあり、容積率は500%もあります。もっと真剣に市民が願う施設を入れるべきではないでしょうか。