後期高齢者議会(2014年2月10日)⑥特別会計予算反対討論 わしの恵子議員(値上げやめよ)
「2014年度特別会計予算」にたいする反対討論 わしの恵子議員
保険料を値上げし、後期高齢者医療制度の廃止が先送りする予算には反対
【わしの議員】反対する理由は、今年4月からの保険料値上げが盛り込まれるとともに、後期高齢者医療制度の廃止が先送りされ続けているからです。
後期高齢者医療制度は、医療費のかかる75歳以上の人だけを切り離して別勘定にして、医療費が増えれば増えるほど負担が増える痛みを自覚させるところに根本的な問題があります。
高齢者を別勘定にする医療制度のもとでは、医療費の増加などが保険料負担に直結し、保険料の際限のない引き上げがもたらされます。今回の保険料値上げも軽減対象者を拡大したとはいえ、2年前とほぼ同水準の値上げ率となっています。こんな値上げが2年ごとに繰り返されたのでは、後期高齢者はもとより、これから高齢期を迎える現役世代にとっても、老後の不安が募るばかりです。
さらに、4月からの消費税増税の影響は、診療報酬については0.1%ということですが、来年の10月には、さらに10%に引き上げられようとしているのですから弱い立場の高齢者への影響は計り知れません。だからこそ保険料の値上げは抑えるべきだと申し上げるとともに、後期高齢者医療制度は即時廃止し、「国民を年齢で差別する仕組み」の根をきっぱり断つことを求めて討論を終わります。
キーワード:福祉・介護・医療