わしの議員が人勧・女性の活躍・リニアで質問(2014年11月定例会) 

  わしの恵子議員が議案外質問わしの演壇 パネル 

11月28日の議案外質問で、わしの恵子議員が「市職員の給与に関する人事委員会勧告に対する市長の認識」「女性が活躍できる名古屋市」「リニア新幹線」について質問しました。

女性の6割が不安定雇用でいいのか

女性が活躍できる名古屋市への取り組みを
 わしの恵子議員は、女性が輝く市政にするためには、女性の生活を守り権利を向上させるための独自の努力が必要だと主張しました。
女性の労働条件整備はまったなし
 「社会全体における男女の地位の平等感」に関する市の世論調査では、女性の78.7%、男性の68.6%が社会全体で男性の方が優遇されていると答えています。
 また、非正規労働者の割合は、男性が21.6%に対し、女性が60.2%(2012年)で、男女の賃金格差は66%と、女性の多くが不安定な就労環境におかれています。
 わしの議員は「女性が男性と平等に働ける労働条件の整備はまったなしの課題だ」と求めました。
ひとり親家庭の支援拡充を
 わしの議員はさらに、ひとり親世帯に対する市独自の支援制度の拡充を求めました。
 市はこの間の制度縮小で、ひとり親になってから3年間という期限を定めたうえ、手当額も全部支給で1年目9000円、2年目4500円、3年目3000円と毎年減額。一方、東京都では、ひとり親家庭に対し児童の福祉の増進を図ることを目的として児童育成手当を子どもが18歳になるまで、子ども一人につき月額、1万3500円が支給されています。
 わしの議員は、「東京都のように、市独自のひとり親家庭への経済的援助をして、児童の福祉の増進を図ることは喫緊の課題だ」と強く求めました。
 青少年局長は、「市独自の手当給付は現行のまま継続しながら、正規雇用につながるような一層の就業支援など、総合的な支援策で、ひとり親家庭の自立を図りたい」と述べるにとどまりした。

リニア新幹線…住民の意見を聞こうともしないJRに協力するのか
地域経済のたて直しこそ名古屋を魅力的にする
 わしの議員はリニア中央新幹線建設計画に対する住民の声をとりあげ、「なぜ、市が名駅周辺建設用地の立ち退き交渉を行わなければならないのか」「住民合意どころかまともな説明もないまま強行は許されない」と述べ、市の姿勢をただしました。
 さらに、名古屋駅前工事で工事用車両が一日最大3940台になる問題で、「交通安全に影響を及ぼすだけではなく、騒音や振動、排気ガス等々の問題が発生する恐れがある」と指摘。浪費型の巨大開発ではなく、福祉やくらしを充実し、中小企業の振興をすすめ、住みやすい環境をつくることこそ必要だと求めました。

人勧(15年ぶりに給与引上)の実施を
市長は「貧困問題」にすり替えるだけ
 市長が人事委員会の職員給与改善勧告を拒否している問題で、わしの議員は「労働基本権を否定するものだ。外郭団体や民間の給与にも影響する」と、再考を迫りました。

(詳細は議会報告に)