後期高齢者医療広域連合議会 2月定例会①一般質問(後期高齢者医療制度は廃止を) わしの恵子(2015年2月9日)
連合長は高齢者の実態をどう認識しているか
【わしの議員】高齢者の置かれている実態をどう認識し、その影響についてどのようにお考えか、連合長にお聞きします。
問題の解決のためには、後期高齢者医療制度の廃止が最も有効な手段だと思いますが、連合長の見解をお聞きします。
わし個人では何ともならない(市長)
【連合長(河村市長)】貧富の差が拡大し、特に、子どもさんの貧困という状況もありますが、高齢者の皆様、特に女性も年金の少ない方がようけみえますので、大変だと思います。
まあ、愛を注がないかんとは私も思っておりまして、消費税の値上げだとか反対しておりますけど、自分ではなんともならんで、しょうがない。
後期高齢者の話は、反対しておりましてですね、民主党におりましたけど、私も途中からこちらにきましたので、どうなったかよくわかりません。政府、諮問会議ですけどね、増える医療費をとどめるということなんですけど、医療費はそのままずっと上がって、もう40兆近いですか。本当に改善されたのかどうかは、よくきちっとした報告がないもんですからね。後期高齢者医療を別に作って、全体の医療費に対してどうなったのかということは、私もしっかり勉強したいと思っております。
廃止を申し入れよ(再質問)
【わしの議員】連合長も貧富の差が拡大しているとか、女性が特に年金が少ないとかいろいろおっしゃられました。
本当に、自分ではなんともならないのでしょうがないと、あの反対をしていたのだけれども、なんともならないのでしょうがないと、でも、やっぱり愛知県の広域連合の連合長ですので、国に対してね、きちんと意見を言うことができると思うんです。やっぱりね、そういう風に思われるんだったら、地方自治体、広域連合の長として、国に対してね、高齢者がこんなに苦しんでいるんだと、自分で感じたことを率直に意見を出して、後期高齢者医療制度は廃止をしましょうと意見を言っていただきたいと思いますが、再度お答えください。
言わなかんことは言っていきます(市長)
【連合長】どういう風に言えるか知らんけども、まあ、していきたいと思います。後期高齢者も、政治も言いっぱなしはいかんのだわ、本当に。民主党は廃止すると言ってましたよ、確かに、それは一体どうなったんだ、ちゃんと、いっぺん勉強してですね、言いたいことは、言わなかんことは言っていきます。
立場が変わったらコロッと変わる人が多いけど、私はそういうスタンスはとっとりませんので、なんともならないということは、一般的に言っただけのことであって、きちんとしたフォローをとり、勉強したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
低所得者への一部負担金の減免を
【わしの議員】愛知県後期高齢者医療制度広域連合においては、恒常的に低所得者となっている方については、医療費を支払うことが困難でも減免の対象となっていません。その方々が、1割負担とは言え、一部負担金を支払うことが困難で、ついつい受診することをためらい、その結果、重症になってしまうということもあるのではないかと心配するものです。そこで質問しますが、低所得者を事由とする減免規定を設けることは重要な課題だと考えますが、検討状況について伺います。
検討していない
【事務局長】一部負担金の減額、免除又は徴収猶予の取扱いに係る国の通知では、「災害により住宅などに著しい損害を受けたこと」、「農作物の不作などにより、著しく収入が減少したこと」、「失業などにより、著しく収入が減少したこと」、「長期間入院したこと」、の四つの事由に限定して、一部負担金の支払いが困難となった場合に、一時的に減免等の措置を行うことができることとしており、低所得を事由とする減免規定は検討してない。