米軍戦闘機の整備拠点づくり問題でヒアリング
日米両政府が、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)に米軍F35戦闘機の国際整備拠点を設置する計画について、柴田たみお議員は4日、名古屋市当局からヒアリングを行いました。
同工場は県営名古屋空港に隣接。同空港を共同利用している航空自衛隊機に加え、新たに数千機の外国軍機が離発着することになります。名古屋市など周辺自治体の住民からは、「今でも自衛隊機の事故が後を絶たないのに、危険がいっそう増す」「テロの標的になるのでは」などの不安が広がっています。
市の説明では、報道関係者向けの資料が県からFAXで送られただけで、国や会社からの説明はまったくなかったことが明らかに。柴田議員は「市民のいのちにかかわる重大問題だ。国が周辺自治体の頭越しに決めるのはおかしい。国に対して抗議するなり、説明を求めるなど、市として何らかのアクションを起こすべきではないか」と求めました。
市担当者は、空自小牧基地所属の自衛隊機が今年度だけで3回事故を起こしており、その都度、基地を通じて防衛省に申し入れを行なってきたと説明。しかし今回の問題については、「報道以外の情報がない。国の動向を見守りたい」と述べるにとどまりました。
ヒアリングには、日本共産党の本村伸子衆院議員、わしの恵子・しもおく奈歩両県議、すやま初美参院愛知選挙区候補も参加しました。