議員報酬・議員定数条例案の徹底審議を議長に申し入れ

市民の意見を聞き、徹底審議を
 2月15日、日本共産党名古屋市議団は、議長にたいして議員報酬・議員定数に関する議員提出条例案の徹底審議を求める申し入れを行いました。申し入れでは、①条例案について市民の意見を聴取する場を設けること、②本会議、常任委員会での審議を徹底して行うことを求めました。

まともな審議なしで3月18日の本会議で即決か
 名古屋市議会基本条例では、議員報酬や議員定数を定めるときには、「民意を聴取するため、参考人制度、公聴会制度等を活用することができる」とされています。ところが、自民党など3会派の中には、市民の意見を聞く機会も設けず、市議会最終日の3月18日の本会議に条例案を上程し、その場で議決しようという思惑があるようです。議員定数は1割近くも削減し、議員報酬は1.8倍に引き上げる――こんな大幅な見直しを、市民の意見も聞かず、まともな審議も保障せず、議会の多数で決めてしまうことなど許されません。

市民の声で、お手盛り報酬引き上げ・民意切り捨てをやめさせよう
 議員報酬を特例で800万円に引き下げたときは、議員提出条例案は総務環境委員会に付議され、徹底した審議が行われました。条例案を常任委員会に付議すれば、参考人制度の活用など、市民の意見を聴取する機会を設けることができます。議会運営委員会で真剣に検討していただきたいと思います。