来年度の各局の予算要求が公開されました(11月18日)
2017年度予算案に対する各局の要求内容を発表(11月18日)
市長選を控えて従来通りの編成方針
経常的事業以外の新規事業など要求
名古屋市は、「予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例」に基づき、2017年度予算編成過程を公開しています。11月18日、新年度予算に対する各局要求が示されました。 予算編成方針で示された予算配分のうち、一般財源 70億円を使った「政策的な判断が必要な事業」として各局から要求された1013億円の256事業(うち一般財源94億円)と、各局が配分された財源の中で行う新規・拡充事業50件、廃止・縮小事業8件などが示されています。
4月に市長選が予定されているため、従来の方針を踏襲した編成方針が示されています。
今後、財政局案で絞り込みが行われ、1月の市長査定ののち、2月初旬に予算草案として示される予定です。要求内容は名古屋市のホームページに公表されています(http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000088225.html)。
12月19日まで意見募集中です
「予算編成過程の公開」では広く市民の意見を募集しています。12月19日(月)までに、郵送、ファックス又は電子メールで住所・氏名・事項名等を記載して、事項ごとに意見を出すことができます。
・郵 送:〒460-8508 (住所記入不要)
名古屋市財政局財政部財政課
・ファックス:052-972-4120
・電子メール:a2312@zaisei.city.nagoya.lg.jp
主な要求項目を紹介します
子ども食堂助成や高等学校給付型奨学金、名古屋駅前の巨大地下通路や41階(150m)マンションへの補助など
・錦二丁目7番地区再開発事業補助(41階・150mマンションと商業施設)
・アジア大会に向けた瑞穂公園の再整備
・名古屋駅周辺地下公共空間整備
・学校規模適正化推進計画の策定
・山崎川名鉄橋りょう改修
・公立保育所の移転改築(正色・港・如意)
・高等学校入学準備金貸付(340人→320人)
・高等学校給付型奨学金(非課税1000人)
・産婦健診への助成
・名古屋城本丸搦手馬出周辺の石垣整備
・新堀川の悪臭対策
・子ども食堂推進助成
・留守家庭児童専用室の修繕
など。今後の査定で予算化が決まります。
キーワード:税、地方自治体と住民参加