小学校給食調理の業務委託撤回を求める請願が不採択に
教育子ども委員会で1月16日、子ども青少年局と教育委員会に関係する請願・陳情6件が審査されました。
給食調理の技能継承に懸念
さはしあこ議員は、小学校給食調理の業務委託撤回を求める請願を採択すべき、との立場で質問。
新年度からの業務委託対象5校で、2016年11月に保護者向け委託説明会が開かれました。さはし議員は、説明会への参加者が10名前後と少なく「十分に周知されていない」と指摘。天白小の委託説明会では、1時間の予定が2時間に延び、保護者から多くの不安が出された事例も示し、全ての請願項目の採択を呼びかけました。
高橋ゆうすけ議員は、現業職の退職者不補充という市の方針について質問。小学校給食調理員の正規職員は、平均年齢が約50歳で、20代はいません。年齢構成がいびつであり、「技能の継承ができない」と先々に起こりうる問題点を指摘。
当局は、将来「様々な条件が整い、採用も含めて市として考えていくと思う」と答えました。高橋議員は「主体性が無く、不安をあおる」と、このような請願が出されるのは当然だと述べました。
私学助成の堅持・拡充に「減税」反対
私立高校生に対する授業料助成の堅持・拡充を求める請願に減税日本ナゴヤは、一定の所得がある世帯への助成額を減らし、その分を所得の低い世帯に回すべきと反対しました。
日本共産党は、教育の機会均等の立場から賛成しました。
審査された請願項目と審査結果、各会派の態度は市政ニュース187号をご覧ください。
インターネットによる録画中継は「名古屋市会 インターネット中継(委員会)」をご覧ください。開催年は平成29年。「教育子ども委員会」を選択し、「1/16(月)」をクリックし、「VOD」ボタンを押すと視聴できます。