後期高齢者医療広域連合議会 2月定例会②議案の討論(マイナンバー) くれまつ順子(2017年2月8日)
《第3次広域計画の策定についての反対討論》
マイナンバー制度活用を前提にした事項を計画に盛り込むべきではない
くれまつ順子議員
第3次広域計画の策定に関する議案に、反対の立場から討論を行います。
廃止すべき制度を5年も継続する
反対の第一の理由は後期高齢者医療制度を2017年から5年間継続してすすめていく内容であるからです。
後期高齢者医療の保険料は2年ごとの改定を繰り返し、第二次広域計画策定時の平均保険料79,962円が今では82,144円へと上がりました。
後期高齢者の医療費は制度発足当より増えている中で、高齢者の保険料も増えている中で、消費税増税も加わって、保険料の滞納者が増えています。保険料を払えずに、滞納されている方も増えています。短期保険証発行者数は899名となっています。高齢者のみなさんが、いつでも安心して医療が受けられる状況には遠のいている現状があります。年齢で区別する後期高齢者医療制度は、もとの老人保健法にもどすべきです。
マイナンバーは情報漏えいの懸念
反対の第2の理由は、個人情報の漏えいやなりすましなどが懸念されるマイナンバー法の活用が見込んだ事務計画がもりこまれているために、被保険者のプライバシーを守れなくなる懸念があるからです。