2月定例会本会議(2017年3月23日)岡田ゆき子議員

日本共産党が予算組み替え動議を提出
岡田ゆき子

天守閣木造復元などをやめ、金持ち減税中止
国保料引き下げや給食費無料化などを提案

 日本共産党名古屋市議団は3月23日、予算組み替え動議を提出し、岡田ゆき子議員が提案説明を行いました。
 岡田議員は、「市長提案の予算は、大企業・大金持ち減税を続けながら、減税をテコに、市民サービスの削減、福祉の民間委託、民営化を進めるものだ」と批判し、抜本的な予算組み替えを求め、組み替えの基本方向として以下の三点を提示しました。

金持ち減税と減税の財源づくりのための民間委託等をやめる
、大企業・大金持ち優遇の市民税5%減税の実施を中止、117億円の税収を増やす。減税財源確保のために行われる公立保育園の民間移管、小学校給食調理業務の外部委託、図書館の指定管理制度を中止。介護保険制度の要である要介護認定調査事務の委託はやめる。

ムダな大型事業をやめる
 新たな浪費につながる、市民生活に不要な大型開発事業は中止し、財政の健全化を図る。県知事との調整も困難となっている新たな大規模展示場整備のための調査費は計上しない。環境問題が懸念される中、リニア開業を見据えたまちづくりの推進はせず、名古屋駅地下公共空間整備は進めない。

生み出した財源で福祉・くらしの予算を増やす
 減税と不要な事業の中止で財源を確保し、市民の福祉を守り、くらし、教育、子育て応援、防災のための事業の実施及び施策の拡充を図る。国保料の負担増をやめ、さらに未就学の子どもの均等割保険料を減免する。医療費助成は18歳まで拡充。後期高齢者医療保険料の特例軽減見直しに対し市独自の軽減を行う。小学校給食の無料化、小中学校の少人数学級拡大、住宅リフォーム助成制度を創設し、民間木造住宅の耐震改修助成を大幅に拡充する。

自公民減が反対
 組み替え動議は、日本共産党以外の全会派が反対し、否決されました。