副議長選で山口清明議員が立候補にあたっての所信を訴え(2018年5月18日)
副議長選挙にあたっての所信表明
山口清明
【山口議員】副議長に立候補します山口清明です。所信を表明させていただきます。
私は、副議長として何よりもまず、新議長を誠実に支えていく決意です。
8年前に制定された名古屋市議会基本条例を私は心から誇りに思っています。条例前文には「私たち、名古屋市会は・・・本市の住民自治と民主主義を発展させ、市民生活の向上を図るため、自ら議会改革に取り組み、市民の声を聴き、市民の視点から政策立案、政策提言できる議会を目指す」とうたっています。
制定時の初心を思い起こし、議長はじめ議員のみなさんと共に、議会基本条例が掲げた理念を議会運営に生かすために働いてまいります。
私は、つたない経験ですが、政策審議の担当者として会派間の意見書をめぐる議論に参加し、また広報担当として市会便りの編集にも何年か携わってきました。市民の多様な意見を議会に反映させながら、全会一致の原則を踏まえた民主的運営をどう貫くか、先輩同僚議員との真摯な議論からたくさんのことを学ばせていただきました。
この経験も活かして、日本一市民に開かれた民主的な議会運営に貢献したい。 とりわけ、市民への説明責任をより果たす議会への改革をすすめます。
第一に、中断している議会報告会の開催です。市民が議会で口頭陳情することはいまや当たり前の風景となりました。こんどは議会が市民の中へ出かけていく議会報告会を開催する番です。数年間、議会から予算要望していますが、市長はかたくなに拒否しています。事態打開のために、各区役所の講堂を活用し、手弁当で自主的に議会報告会を開き、まず市民と議会の距離を縮めていきます。
第二に、市会広報の充実です。議会の取り組みをよりわかりやすく市民に届けるために、市民から編集委員や読者モニターを広く募り、市民参加の編集でより読まれる広報誌にします。ページ数、発行回数の増加も不可欠です。
第三に、委員会の要求資料など会議等で用いた資料をネット上でも公開することです。議会中継とあわせて活用することにより、議会がもっと市民に身近になります。
改革に必要な予算獲得のために、世論を高め、市民と議会の総意で市長へ強く迫ります。市民に身近な議会をめざす改革努力のなかでこそ、議員報酬に関する市民合意も形成できるのではないでしょうか。
以上、私の所信の一端を述べさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。