青木ともこ議員の議案外質問③(2018年9月21日)
名古屋駅バスターミナルの暑さ対策について
青木ともこ
暑さ対策の具体化を
【青木議員】いま共産党市議団が取り組んでいる市政アンケートに、次のような声が続々届いています。
「名古屋駅バスターミナルの冷房設置をお願いします。サウナ状態です」「名駅バスターミナルの空調の向上を考えていただきたい。とりあえず夏の期間だけでも。高齢の方、体の不自由な方は長い時間不快な中で待っておられます」「冬はまだ防寒してガマンできますが、夏の暑さは耐えがたい!河村市長も一度真夏に歩いてみてほしい!」等など、ここでは紹介しきれませんが、どれも大変な状況が伝わってくる声ばかりです。また、8月8日付、中日新聞夕刊の投書欄にも、同様にバスターミナルの暑さ対策を求める声が届いています。
昨年4月、名古屋駅 JRゲートタワーとJPタワー名古屋の1階にオープンした市バスターミナルは、全21系統、1日約820本が発車し、訪日観光客もあわせ、約1万3千人の利用がありますが、広い構内には冷房も空調設備もありません。私も時々利用しますが、夏には熱気がこもり相当な暑さです。
私は、昨年夏に「名古屋駅バスターミナルの暑さをなんとかしてほしい」と、近隣の方からご相談を受けて以来、交通局に対応を求めて来ましたが、状況は、暑さ対策が必要と認識しているものの、冷房などを設置するには、バスターミナルの立地がビルとビルをまたがる「半屋外」という構造上の課題をどうするか、関係事業者と協議中とのことです。今年の夏は「命に関わる」猛暑でした。今後も同じような状況が続かないとも限りません。
そこで交通局長におたずねします。9月に入っても、日中は30度前後の厳しい残暑が続いています。バスターミナルの空調設置には構造上の課題があるのは理解出来ますが、たとえば、スポットクーラーの設置など、なんらかの暑さ対策がいま必要と考えますがいかがでしょうか。
バスターミナル事業者と協議し、検討(交通局長)
【交通局長】名古屋駅バスターミナルは、JRゲートタワーとJPタワー名古屋の2つのビルの1階にまたがる形で整備され、2つのビルの間には外気とつながっている大きな開口部があるため、空調の効果が十分得られないことから、空調設備は設置されていない。
しかし、バスターミナル事業者と協議し、昨年8月から非常扉の一部を開放するとともに、本年7月には、密閉の明かり取りとしてのガラス窓を、風を通すことができる窓枠に取り換え、外気が流れるような対策を講じています。
名古屋駅バスターミナルの暑さ対策は、今後ともバスターミナル事業者と協議し、検討していく。
市長もバスターミナルを歩いて暑さを実感し、暑さ対策に尽力を
【青木議員】昨年夏から今年にかけて、構内の風通しが良くなるよう様々な工夫をして頂きましたが、今年7月の猛暑は予想を越えました。バスターミナルの構造の問題、悩ましいのも十分理解できますが、関係者との協議に鋭意取り組んで頂きながら、スポットクーラーなどの応急設置もひとつの方策として検討をお願いします。
そして、河村市長にも要望いたしますが、私どものアンケートに、「市長も一度バスターミナルを歩いてほしい」との声が届いています。今週末の予想最高気温は30度を超えるようですので、市長も現地を一度歩いて頂き、名古屋の玄関口、市バスターミナルの暑さ対策に力を注いでくださいますようお願いしまして質問を終わります。
キーワード:環境と防災、まちづくり、青木ともこ