2021年2月議会
田口一登議員の代表質問:②コロナ禍で苦しむ高齢者への介護保険料値上げ(2021年3月4日)
介護保険料の値上げは撤回を。そのためにも一般財源の投入を
【田口議員】65歳以上の方の介護保険料は、今年4月から基準額では年間3013円の値上げが提げれています。介護保険制度が始まった当初は年額34,500円だった保険料基準額は、今回の改定後には79,709円へと、2.3倍も上昇します。 しかも、本市の介護保険料は、県下の自治体の中で一番高額であり、一番低いみよし市と比べて1.5倍以上も高くなっています。
高齢者の間では、「年金から天引きされる介護保険料が高くてたいへん
」という声があふれています。日本共産党市議団が実施した市政アンケートでは、「市政に望むこと」として、60歳代以上では「介護保険料・利用料の軽減」を求める回答が、2番目に多く寄せられました。
市長、基準額の介護保険料を納めている高齢者は、市長の看板政策である市民税減税の恩恵を受けない人たちということをご存知ですか。その人たちも、保険料値上げで年間3千円余の負担増となるのです。コロナ禍で苦しんでいる高齢者に負担増を強いることに胸が痛みませんか。一般財源を繰り入れて、保険料値上げを撤回するべきではありませんか。答弁を求めます。
高齢者の負担割合は法令で定められており、一般財源の投入は考えていない。減免対象者の拡大は考える
【市長】高齢者の負担割合は法令で定められており、一般財源を投入することは考えていない。国の制度として介護保険料を減免する制度が実施されているが、次年度以降の実施は未定なので、市の既存の減免制度を見直し、令和3年度から減免対象者の拡大を予定している。