緑区役所内での集団感染にかかる緊急要請

 緑区役所内で職員の新型コロナウイルス感染が相次いでいるもとで、日本共産党名古屋市議団は、4月7日に河村たかし市長に緊急要請をおこないました。

 緑区役所内で職員の新型コロナウイルス感染が相次いでいるもとで、日本共産党名古屋市議団は、4月7日に河村たかし市長に緊急要請をおこないました。

 新型コロナウイルス感染対策室長からは、区役所内で8人の陽性者が確認されていて、うち1人変異型であると報告がありました。すべて変異型と判断して対応を検討してきているとのことです。

 また、区長含め区役所職員全員を自宅待機としたのは、
①感染者のいた部署が点在していたこと、感染者の調査で、いわゆる「会食をしていた」マスクなしで会話を楽しんだ」というような事実がないこと
②職員148人全員PCR検査し、感染の伝播波状況を明らかにして、同様の事業所などでの調査に反映させていきたい
③市民への感染を拡大させないため
だと説明がありました。

 8人程度の陽性者で全員自宅待機にするのかという議論もあったが、変異株が強力な感染力をもっていること、区役所業務を応援体制を含めてやれるということから踏み切ったとのことです。

 変異株について、室長からは、感染力が従来の1.7倍といわれている、これまでは家族に感染者がいても全員に感染することはなかったが、変異株は家族全員子どもも含めて感染してしまう力があると説明がありました。
 
 市議団からは、市民へ感染拡大させないための手段として、思い切って区役所職員の総入れ替え対応をしたが、既に、緑区の交番勤務の警官が感染していると報道があったこと、保育園で感染が同時期にあることなどを踏まえると、現在の対応だけで市民に感染を防げるとはといえないのではないかと指摘しました。

 感染が広がっている変異株は感染力が強いので、区役所職員の検査だけでななく、来庁者を探してPCR検査の実施は直ちにおこなうこと、不安を感じる市民には、行政検査をうけてもらうこと、感染状況や検査の案内など広報を徹底することを要請しました。

 

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