議長・副議長選挙を実施 江上博之・さはしあこ候補が所信表明

 5月18日、名古屋市議会5月臨時会で議長・副議長選挙が行なわれ、日本共産党からは議長候補に江上博之議員、副議長候補にさはしあこ議員が立候補し、議
会の民主的改革に挑む所信表明をしました。

議長選挙にあたっての所信表明 江上博之
 コロナを少しでも早く収束してほしい、この声に応えた名古屋市政が何より求められています。ところが、昨年7月、8月、感染拡大が急増しているさなか、河村市長は、コロナ対策そっちのけで、知事リコール署名を中心的に進めていました。そのリコール署名が偽造8割以上という結果になっても、運動の中心にいた市長は、市民に謝罪しないどころか、「わし、何か悪いことやったかね」と無責任な態度で開き直っています。
 リコール署名という民主主義の制度が壊された今、市政に民主主義を取り戻さなければなりません。議会は、市長との二元代表制の下、市長の監視役としての役割、そして、コロナ対策で、感染拡大防止を実現するための、政策立案、政策提言が求められています。そこで私は、名古屋市議会基本条例を踏まえた議会運営にすすめるため立候補いたしました。
 第1に、民主主義を取り戻すため、ゴロナ感染拡大防止に力を発揮するためにも、議員個人、議員間の討論のみならず、議会として力量を高めるために専門家などの力をお借りしての調査研究活動を進め、自由聞達な論議をすすめます。
 第2に、市民の声を踏まえた議会にするために、コロナ感染拡大防止策をとりながら、議会報告会を定例会ごとに開催し、市民に情報を積極的に公開するとともに、市民の意見を把握し、議会活動に市民の意見を反映させます。
 第3に、審議、質疑を活発に行うため、議員平等の原則に則り質問時間を確保します。
 第4に、政務活動費のインターネットを活用しての領収書公開、関連帳簿の公開を進めます。
 第5に、市長選挙でも話題となった議員報酬について、議会独自に、市民の声を聴くため、参考人制度、公聴会制度等を活用して、市民な納得のいく報酬額を決定します。
 以上、今期、特に求められている議会運営上の課題実現のため皆さんとともに汗を流すことをお誓いし所信表明とします。ご支持をお願いします。


副議長選挙にあたっての所信表明 さはしあこ
 世界中で新型コロナ感染症の感染拡大が収まらず、ここ愛知県でも3度目の緊急事態宣言が出されました。感染拡大を防ぐための自治体の役割は、非常に大き
く、指定都市である名古屋市会だからこそ、他の自拍体をリードし、引き続き市
民の命と生活を守るために、国、県、近隣市町村含め、あらゆる関係機関と力を合わせていきたいと思います。
 長期にわたるコロナ感染の不安や抑制された日常によって、市民のみなさんの不安も大きくなっています。このコロナ禍での不安を少しでも払拭できるよう、正確な情報をお知らせし、また、日常の議会活動についても、身近に感じていただけるように、よりわかりやすく伝える工夫などもしていきたいと思います。議会のみなさんと共に知恵を絞り、努力してまいりたいと思います。
 議会運営においては、議会の先輩方が築いてきた名古屋市会としての伝統を守り、議会自ら定めた名古屋市議会基本条例に則り、円滑な議会運営を進めていくために、議長を支えていきたいと思います。
 議会改革の一つとして、政務活動費の収支報告書と領収書については、2年前に議会運営委員会でネット公開をすることが確認されています。昨年度分から公開する都市を含めてネット公開を実施している指定都市は、13都市にのぼります。本市でも可及的速やかに公開し、議会改革を前進させたいと思います。
 最後に、名古屋市民のみなさんが、未来に希望が持てるように、議会のみなさま方と手を携えて、最善を尽くしてまいりたいと思います。
 以上、私の思うところを述べさせていただきました。なにとぞ、宜しくお願い申し上げます。

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