2021年6月議会

岡田ゆき子議員の代表質問:③小学校給食費の無料化を(2021年6月23日)

小学校給食費の無料化について 岡田ゆき子議員

「義務教育は無償」に沿って小学校給食費の無料化を


【岡田議員】党市議団は小学校給食の無料化を、これまでも繰り返し市長に求めてきました。しかし、名古屋市では、所得に関わらずすべての子どもを対象にした無料化は、3歳からの保育料、来年1月からは18歳になる年度までの医療費と市長と市民の声にこたえて、進めてきました。学校給食無料化です。憲法26条2項の「義務教育は無償とする」という原則のもと、教育の一環として行われる学校給食こそ、所得に関わらず、無料化に踏み出すべきです。
 特にコロナ禍においては、給食費の無料化を進めることは働く親などを経済的に支えることになり、市長選挙においても、小学校給食費の無料化は争点の一つでもありました。無料化を公約した横井候補が、これまでにない得票を得たのは、市民の強い願いだと改めて、市長には認識していただきたいと思います。
 無料化の進め方は色々です。政令市では、大阪市が昨年から新型コロナ対策の一つとして、所得制限なしで小中学校給食費を無料にしました。今年度も継続しています。また千葉市が今年度から所得制限なしで、小中学校の給食費を第3子について無料にすると決めました。県下では、コロナ禍で特例的に学校給食費の無料化を行った愛西市などが今年も無料化を継続しています。県下17自治体が補助制度もしくは無償化を実施しています。どの子も教育費は無償とする憲法の原則に立ち、所得に線引きせず、給食費の無料化を始めることを求めます。市長の答弁を求めます。

就学援助を子ども2人で500万円まで拡大する(市長)
【市長】就学援助を500万円に拡大するとなると、日本一になると思っとります。全部タダにすると金持ち優遇になりますので、できたら就学援助を拡大することによって、子ども2人で500万円だったと思いますけど、そうすると相当、実は無料ということになりますので、金持ち優遇よりもうまい飯をお届けしたらどうかなと思っとります。

義務教育は無償という憲法の立場で小学校給食の無料化を(意見)
【岡田議員】就学援助の拡大をするとおっしゃいました。500万円というのは、中間層としては一番多いあたりで、そこでの線引きを言われましたが、私が聞いたのは、憲法26条に沿って考えれば給食は無償ということを求めた。
 「金持ち優遇」と市長さんはいわれます。子どもの医療費は所得制限なしでどの子も医療が受けられる、これと同じで、どの子も給食が受けられる、所得制限を設けずに憲法の立場で、検討していただきたいし、そういう自治体が増えていることも紹介した通りですのでお願いします。

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