自衛艦「ときわ」の名古屋港入港に抗議

名古屋港管理組合へ申し入れ

 海上自衛隊の補給艦「ときわ」(排水量8150t、乗組員約140人)の名古屋港入港について党市議団は26日、名古屋港管理組合に抗議の申し入れを行いました。江上博之市議(名古屋港管理組合議会議員)、山口清明前市議のほか、愛知県平和委員会の三浦米吉副理事長らも同席。前田功憲・同組合港営部長が応対しました。

 「ときわ」は母港・横須賀から、27~29日の3日間の日程で来港。目的は「乗組員の休養、物資補給、特別公開」としています。”特別公開”の対象は、自衛隊入隊希望者とその家族計240人でグループ分けし、一度に乗船するのは10人に限定。入港情報は入港前日の26日午後から同組合のHPに公開されました。

 前田部長はこの間の経緯について、「自衛隊から連絡があったのは7月27日。入港情報の公開が直前になったのは先方の要請による」と説明。情報公開日について、船舶側の要請に応じなければならない制度的な根拠は示されませんでした。
 また、緊急事態宣言下での入港について、「愛知県に出されそうになった段階で、再検討するか確認した。先方は”決行する”と回答してきた」と説明。
 江上議員は「乗組員の休養のために母港を離れて名古屋港に来るというのは考えられない。実際は”特別公開”がメインではないか。感染状況が厳しさを増しているいま、自衛隊の要請を受け入れたのは問題だ。管理組合の主体性が問われる」と指摘。
 前田部長は「一般の人が公開の対象ではないので、密にならないよう配慮されていると判断した」と述べるにとどまりました

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