総務環境委員会 田口一登議員(9月28日)
金メダル事件 市長給与減額条例案は審議継続 「自省・猛省・自戒」は口先だけ?
9月議会の総務環境委員会では、金メダル事件に関する市長給料の減額条例案の審議が9月21日から行われています。9月24日と28日には河村市長に出席を求めて、問いただしましたが、市長には反省の姿勢が見られませんでした。
「辞職しない」
河村市長は、給料の削減で責任のすべてを取ったと思っていないと言います。それでは、すべての責任をどのように取るのか問われると、「自省・猛省・自戒する」と繰り返すだけ。一方で、市民からは辞職を求める声があがっています。
名古屋市に寄せられた市民からの抗議・苦情などは約1万6千件。一番多いのが、「辞職すべきだ」という意見で、41%にのぼっています。しかし、河村市長は委員会質疑で「辞職しない」と明言しました。
「市民に聞いてもらえん」
委員会では、9月17日のテレビ局による市長インタビューが議論になりました。「市長の言うことを市民は聞いてくれる?」という問いに河村市長は、「わしのいうことは大体そう聞いてもらえんだろう」と答え、「市民はついてきてくれますかね?」という問いに、「よう分かりません」と答えています。
田口議員は、「市民との信頼関係がなくなってきていると感じているのなら、お辞めになったらいかがですか」と、河村市長に投げかけました。市長は、「誠実に生きていく」としか答えられませんでした。
「痩せ我慢」「ヤケクソ」
9月17日のインタビューの映像では、河村市長は、「まあ瘦せ我慢みたいなもんだけどね。正直言うと。ヤケクソだわって言って…わが不徳の致すところだもんだで。自省・自戒・猛省といつも言っとるけど」と語っています。
委員会の質疑で市長は、「コロナに感染したことへの返答だ」と言い訳しましたが、インタビュアーは金メダル事件にも触れています。「ヤケクソ」という言葉からは、反省の念が感じられません。
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