後期高齢者医療広域連合議会 2022年2月定例会 補正予算反対討論(さいとう愛子議員・2022年2月14日)
使える医療機関が少なく、高齢者に混乱をもたらす懸念があり、急ぐ必要はない
さいとう愛子議員
【さいとう議員】承認第1号「令和3年度愛知県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算の専決処分について」、反対の立場から発言いたします。
近所で使える医療機関は1割未満
反対の理由は、マイナンバーカードの取得促進のために後期高齢者の未取得者にリーフレットや申請書などを同封して送付し啓発を促進することに対し、カードリーダーを設置している医療機関が少なすぎるので、高齢者に混乱をもたらす懸念があり、急ぎ広報する必要はない、ことです。
専決処分までして急ぐものではない
高齢者は特に医療機関を受診する回数が多いことから、マイナンバーを健康保険証として使える登録をすることを広報していますが、カードリーダーが設置され運用している医療機関が、今年1月30日時点で、病院24.8%、医科診療所8.6%、歯科診療所6.6%、薬局12.6%で、医科診療所・歯科診療所が、いまだに1割に満たない現状です。昨年10月に本格運用が始まり、「今後、運用施設数は増加していくもの」と、私も思いますが、特に高齢者にとって身近な医科診療所・歯科診療所のカードリーダー設置が進んでいない現状を考えると、専決処分まで行って急いで広報する必要はないと考えます。
以上の理由で、この承認第1号の議案に対して、反対します。
キーワード:福祉・介護・医療、税、地方自治体と住民参加、さいとう愛子