後期高齢者医療広域連合議会 2022年2月定例会 条例反対討論(伊藤建治春日井市議・2022年2月14日)
保険料の低所得者軽減特例は次々廃止、今回も低所得者に値上げを押し付け 伊藤建治議員(春日井市)
低所得者など約7割の方が値上げ
【伊藤議員】議案第4号愛知県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論します。
反対の理由は、今回の保険料改定は多くの方に負担増の内容であることです。質疑の中で、約133万円以下の所得の方が増額影響を受ける、被保険者における割合は約7割との答弁がありました。またもや低所得者に対する負担増となるのかと忸怩たる思いです。
低所得者向けの軽減措置はことごとく廃止
制度創設当初様々に用意されていた低所得者向けの軽減特例はことごとく廃止されました。保険料率は改定の度に値上げとなり、保険料負担が10倍以上にもなった被保険者も少なくありません。
今回の改定に際しては前期の剰余金を全額ではなく一部を繰り入れて保険料の上昇を抑制されたとのことですが、さりとて値上げとなる。ならば全額に近い額を繰り入れるべきであると思いますし、県の財政安定化基金からの繰り入れは行っていない。これらを駆使すれば、均等割額もせめて据え置きにすることぐらいはできたわけです。
こうしたことから、今回の保険料率改定の内容は大変残念であり、賛成することはできません。
キーワード:福祉・介護・医療