個人質問(9月15日)江上博之議員
憲法違反の安倍元首相の「国葬」に「国が決めたから参加する」(市長)
江上博之議員は、9月15日の個人質問で安倍元首相の「国葬」について市の対応を質問しました。
江上議員は「安倍元首相の『国葬』に市長は出席すると発言していますが、出席すべきではありません。」と述べ、市長の見解を求めました。市長は「国が実施を決め、案内が来たので出席する」と答えました。そこで、江上議員は今回の国葬が「安倍元首相だけを特別扱いすること(憲法14条「法の下の平等」に反する)と国民に弔意を強制すること(憲法19条「思想及び良心の自由」に反する)」を指摘しました。しかし、市長は「そういう意見もあるがそうでないという意見もある」「市長として出席することに問題ない」と答えました。
また、市長は9月12日の定例記者会見で「(市長が)『南京事件はなかった』と発言したとき安倍さんが支持してくれたから」と国葬参加の理由の一つにあげています。しかし、『南京事件はなかった』というのは市の公式見解ではありません。江上議員は、「国葬参加理由としては市長個人の思いであり、市長として参加することは認められない」ことを表明しました。
教育委員会には「半旗を求めず、弔意の強制になるような行動はとらないよう」に求めました。
インタビューに応じた『世界日報』
「(統一協会との関係を)全く知らなかった」とひらきなおる市長
市長は世界日報(統一協会の関連団体)の取材に応じました。(下:掲載記事)
江上議員は市長に「統一協会は宗教に名を借りた反社会的カルト集団であり、政治家と癒着しており、取材を受けた世界日報は関係団体であるということは、現時点で、承知しているか」と質問しました。江上議員は市長の答弁から「市長が一部承知している」ということを確認しました。
そのうえで、承知しているなら、世界日報のインタビューに応じたことを反省・謝罪すべきと指摘しました。
市長は「公務として受けたもの。謝るというのはおかしい」と拒みました。江上議員は、市長にあらためて「反省するのは当然」と強調しました。
コロナワクチン接種 市民が判断できる情報発信を
江上議員は、コロナワクチン接種を市民が判断できる情報発信をもとめました。
市長は、 「ワクチンの有効性や安全性については様々な意見がある」としながら、「接種により期待できる効果と副反応などのリスクを十分に理解した上で、個人の自由意思に基づいて行われるもの」と述べました。
健康福祉局も「接種するかどうかを判断していただくため、適切な情報提供を行うことが重要である」との認識を示しました。
名古屋城天守閣木造復元 コロナ禍を経て財政面からもあらためて中止を
江上議員は、現在でも天守閣木造復元と維持管理を入場料で賄うことが可能であり、税金投入はしないと考えているのかと質問しました。
観光文化交流局長は、「天守閣木造復元事業の財源は入場料収入で賄っていく」と答えました。江上議員は「税金で復元し、維持管理しながら、入場料収入で返済する仕組みであり、返済できなければ税金投入したままになります」と指摘し、財源面からも木造復元中止を求めました。
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