6月9日 名古屋港管理組合議会6月定例会 みつなか美由紀議員
名古屋港内の海洋プラスチックごみの回収と適切な処分について
世界的な大問題となっている海洋ごみ、特にマイクロプラスチックについて、みつなか美由紀議員は港湾内の業者が工事の際に使用するプラスチック製の道具について質問しました。
名古屋港では、プラスチック製道具の使用の有無については工事許可申請書で確認し、許可する場合は、流出防止を注意喚起を行っています。 業者が仮に道具を流出させた場合は、名古屋港管理組合に遅延なく報告し、指示を受けることを条件とし、組合として速やかに回収させることになっています。なお、2021年度以降は業者が流出させたとの報告はないとのことです。
港湾内のごみの回収と処理については、組合として適切に水面清掃を行っており、処分方法については可燃ごみは名古屋市の焼却場で不燃ごみは産廃処理業者に依頼し、適正に処理しています。
みつなか議員は質問を通じて、依頼先の産廃処理業者が適正にごみ処理をしているか組合として把握していることを確認。また、川から名古屋港に流れてくるごみもあることから、周辺自治体と協力し幅広くごみ削減の取り組みをすすめるよう要望しました。
米艦入港時の核搭載の確認ルールを
名古屋港管理組合は、同港に入港する米軍艦船の核兵器搭載の有無について、非核三原則は日本の国是だから、寄港の通知がきても核兵器搭載はないものと判断し、確認していないのが実情です。
同港への米軍艦船の入港実績は過去10年間で5隻。2017年度以降は入港していません。しかし、今後米艦船が入港する可能性は十分あります。みつなか議員は、管理組合として核搭載の有無を確認するルールをつくるよう求めました。
水族館の改修時にトイレの改善を
みつなか議員は、名古屋港管理組合議会水族館特別委員会で、利用者から寄せられた「水族館内のトイレが少ない」「トイレの場所が分かりにくい」などの声を取り上げました。
みつなか議員は、館内のトイレを利用しやすくするため、案内表示などを工夫改善するよう提案。また、個室トイレにベビーカーを入れるスペースを確保するとともに、男性用トイレにもベビーチェアやベビーシートの設置を増やすことが必要だと強調しました。
利用者の要望を取り入れて水族館のバリアフリー対策を
みつなか議員は、入館者アンケートの、「車いす利用者等への観覧通路のスロープ化など、安全・安心して観覧できる館内環境の改善を求める意見」を示して、施設の大規模補修・機能強化をおこなう際、要望をしっかり取り入れて、誰もが安心して快適に楽しめる施設に改善するよう要望しました。
キーワード:みつなか美由紀