10月2日 9月定例会 本会議 岡田 ゆき子議員の反対討論

大規模開発と大型事業の継続・市民税減税で市民サービスの財源不足
「名古屋市総合計画2028」(案)に反対

 10月2日、本会議で、日本共産党は市議団は、議案「名古屋市総合計画2028」(案)について、反対。岡田ゆき子議員が反対討論をおこないました。その内容を紹介します。


 日本共産党名古屋市議団を代表し、第129号議案「名古屋市総合計画2028」について、反対の立場から討論します。
 反対理由の第1は、リニア中央新幹線は27年開業の断念、完成時期を見通すことができないにもかかわらず、長期的展望に立ったまちづくとして、リニア中央新幹線を前提とした、大規模な開発方針をそのまま継続していることです。開発のために立ち退きや騒音等、不安や苦痛を強いられる市民を置き去りする等、名古屋のまちづくりに格差をつくるものです。
 理由の第2は、名古屋城天守閣木造復元や徳山ダム連絡導水路等、大型事業を推進する計画であることです。
 理由の第3は、河村市長の一丁目一番地であり、市民税減税が前提の計画であることです。富裕層優遇で庶民には恩恵は乏しく、所得再分配機能を損ねるものであり、こうした減税を続ければ、財源不足によって市民サービスの低下をもたらしかねません。市民税減税をやめれば、学校給食無償化等、市民負担を減らし、暮らしを支える施策に充てることができるのです。
 住み慣れた街で、だれもが安心して暮らし、商売を続けることができる名古屋をつくることを、総合計画の柱に据えるべきだと申し上げて、討論を終わります。

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