名古屋港への入港拒否を
日本共産党市議団が名港管理組合へ申し入れ
名港組合に申し入れを行う、左から、わしの恵子団長、山口清明市議
米艦・自衛艦あいついで入港
米軍イージス艦5月19日(土)〜
海上自衛隊護衛艦5月25日(金)〜
米軍イージス艦が5月19日に名古屋港に入港、さらに25日には自衛艦が相次いで名古屋港に入港することが判明しました。
日本共産党名古屋市議団は5月18日、名古屋港管理組合(管理者=松原市長)に対し、入港を拒否するように申し入れました。申入れにはわしの恵子市議団長、山口きよあき市議が参加しました。
日本共産党は、「名古屋港は平和な商業港として発展してきた。軍艦の入港はいらない」と入港に反対するよう申し入れました。
同日、平和と憲法を守る港区連絡会議や愛知県平和委員会など3団体も入港反対の申し入れを行いました。
2007年5月18日
名古屋港管理組合管理者 松原武久様
日本共産党名古屋市会議員団
団長 わしの恵子
米軍艦及び自衛艦の名古屋港入港についての緊急申し入れ
5月19日から23日までの5日間、アメリカ海軍所属のイージス艦「ポール ハミルトン」が名古屋港に入港する予定となっています。この軍艦は、米原子力空母「ドナルド・レーガン」の随伴艦と言われています。今回の入港目的は「友好・親善訪問」とされていますが、入港準備も秘密理に進められ、入港通知も突然であり、接岸予定の弥富ふ頭も友好や親善訪問にはふさわしくなく、有事の軍事利用を想定した入港であると指摘せざるをえません。
また5月25日から4日間、海上自衛隊の護衛艦「さわゆき」が名古屋港に入港し26、27日にはガーデンふ頭で一般公開も行う予定となっています。
日米軍事同盟の強化と有事法制体制の下での、自衛隊や米軍の軍艦のあいつぐ入港は、港の軍事利用をすすめるものであり、平和な商業港としての名古屋港の発展とは相容れません。とりわけ現在、安倍内閣の下で、平和憲法を変え、日本を米軍の戦争に引きずり込む動きが強まる中での軍艦の入港は、断じて容認するわけにはいきません。
今年で開港百周年を迎える名古屋港は、軍港ではありません。アジア各国との貿易が年々比重を増している本港の発展にとって重要なことは、日本が過去の侵略戦争や植民地支配を反省し、平和憲法を守り、港の軍事利用を許さない毅然とした態度を示すことです。そのことがアジアや世界の国々からの信頼を深め、貿易と交流を活発にするために欠かせません。
よって以下のとおり申し入れます。
記
- 港湾管理者は、米軍艦の入港を拒否すること。入港の打診があった時点で速やかに議会及び市民に知らせるとともに、非核証明書の提出を求めること。
- 港湾管理者は、名古屋港の軍事利用につながる自衛艦の入港を拒否すること。
以上
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