日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2007年6月22日発行

6月議会 議案外質問 くれまつ順子議員

初質問に守山区から期待の傍聴40人
入院手術もお産もできず、市立病院の役割を果たせるのか
守山市民病院の縮小計画やめよ

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演壇の議員

名古屋市の市立病院整備基本計画では、守山市民病院は東市民病院とグループ化され、ベッド数を現行200から95に削減と入院手術の廃止が行われる予定です。末期がん患者の緩和ケアベッドが新設される一方、入院手術やお産をする患者は東市民病院に入院し、急性期を過ぎた患者は守山市民病院に移されます。住民からは「命綱の病院を縮小するな」との声が強くあがっています。

医師・看護師不足を理由に計画推進

くれまつ議員は、「東市民病院に入院になると見舞いに行く家族はたいへん」、「これから子どもを産む人はどうすればよいのか」と、計画の撤回を求めました。松原市長は、「国の診療報酬カット等により、医師、看護師不足がおきている。この計画により医療スタッフを確保し高度専門医療や救急の充実ができる」と答えました。

工夫して巡回バス通して利用しやすく

病院の周囲半径400mにバス停がありません。くれまつ議員は「地域巡回バスが通れるように、敷地内に車道や回転場など工夫を」と強く要望しました。

災害拠点病院として位置づけ整備を

現在、市立病院は災害医療活動拠点として重症傷病者の治療等、災害時の医療救護活動を行うことになっています。引き続き災害医療活動拠点に位置づけるべきだと迫るくれまつ議員に、松原市長は「市立病院としての役割を認識し安心して暮らせる方策を検討する」「応急処置や救急搬送など緊急対応は幅広く対応する」と答えましたが、災害拠点にするとの明言はありませんでした。。

くれまつ議員は「それでは住民の不安は解消しない。今後もこの問題に取り組む」と表明しました。

 

マンション建設の日照被害で業者を毅然と指導せよ
市立大森保育園、発達センターあつた

新聞の記事
中日新聞6月20日付

市立大森保育園(守山区)では14階建てマンション建設によって秋から冬の午後2時から4時にかけて園庭も園舎も日陰になり、父母らが建設に反対しています。

知的障害児通園施設の「発達センターあつた」でも、真南の土地に高層住宅建設がもちあがり、住民の反対運動によって低層住宅に変更するということがおきています。

くれまつ議員は、「市長は父母らに直接会って願いを聞き、毅然とした態度で業者に働きかけよ」と追及しました。市長は、「所管局が対応している。保護者と設置者が誠意を持って話し合い、妥協点を見いだすことが大事だ」と答えました。くれまつ議員は、「双方に誠意をといっても、深夜に業者は30人で住民を取り囲んで重機を入れた。このような業者のやり方に厳しく抗議し指導すべきだ」と主張しました。

 

BSE全頭検査の継続を宣言せよ

くれまつ議員は、国がBSE全頭検査の補助打ち切りを示したことに関し、「BSEへの住民の不安は引き続き強い」と指摘し、「国の補助打ち切りに反対を表明し、来年度以降も全頭検査継続を」と求めました。