日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2007年8月23日発行

5月に入港した自衛艦が、またもや入港
名古屋港への自衛艦入港拒否を
日本共産党市議団が名港管理組合へ申し入れ


名港管理組合に申し入れを行う、わしの恵子団長(中央)、さとう典生市議(右)

平和な名古屋港こそ市民の願い

3カ月前の5月25日に名古屋港に入港した自衛艦が、8月24日にまたもや入港することが判明しました。

日本共産党名古屋市議団は23日、名古屋港管理組合(管理者=松原市長)に対し、入港を拒否するように申し入れました。申入れにはわしの恵子市議団長、さとう典生市議が参加しました。

日本共産党は、「3ヶ月に2回も同じ軍艦が入港することは異常だ。軍艦の入港は不要。開港100年をむかえた今こそ、平和な商業港としての発展を図れ」と入港に反対するよう申し入れました。

2007年8月23日

名古屋港管理組合管理者 松原武久様

日本共産党名古屋市会議員団
団長 わしの恵子

自衛艦の名古屋港入港についての緊急申し入れ

8月24日に海上自衛隊の護衛艦「さわゆき」(2950トン)が名古屋港に入港し、25日(土)26日(日)と夏休み最後の週末に、ガーデンふ頭で一般公開を行う予定が明らかになった。

この護衛艦は、今年5月にも、また2003年8月にも同じ本港のガーデンふ頭で一般公開を行っており、名古屋港への寄港が恒常化されつつあるのではないか、との懸念さえ広がっている。

先の参議院選挙では、平和憲法を変え、日本を米軍の戦争に引きずり込む動きを強める安倍内閣の政策に厳しい審判がくだされた。日米軍事同盟の強化と有事法制の整備が進む下での、軍艦のあいつぐ入港は、港の軍事利用をすすめるものであり平和な商業港としての名古屋港の発展とは相容れない。

開港百周年を迎える名古屋港は軍港ではない。アジア各国との貿易が比重を高めつつある本港にとって、日本がかつて引き起こした侵略戦争や植民地支配を反省した平和憲法を守り、港の軍事利用を許さないと宣言することこそが求められている。軍艦の入港は、断じて容認するわけにはいかない。

よって以下のとおり申し入れる。

  1. 港湾管理者は、名古屋港の軍事利用につながる自衛艦の入港を拒否すること。

以上

(はつゆき型)護衛艦 さわゆき
基準排水量 2,950t (はつゆき型)護衛艦 さわゆき
主要寸法 130x13.6x8.5x4.2m
(長さ、幅、深さ、喫水)
船型 長船首楼型
主機 ガスタービン4基2軸
馬力/速力 45,000PS/30kt
主要兵装 62口径76ミリ速射砲x1
SSM装置一式 
短SAM装置一式
アスロック装置一式
3連装短魚雷発射管x2
哨戒ヘリコプターx1
高性能20ミリ機関砲x2
定員 200名