8月11日 教育子ども委員会 かとう典子議員
請願審査
天白プールの存続を求める請願
子どもたちの夏の楽しみ 冷水プールをなくさないで!
8月11日の教育子ども委員会では、教育委員会関係の請願審査が行われました。
温水プールは冷水プールの替わりにならない
「天白プールを存続させる会」が提出した存続を求める請願について、当局は「老朽化がすすんおり、財政状況をふまえ、近くに年中使える温水プールがあることから、天白・振甫・大井の3つの冷水プールを廃止する」との考えを示しました。日本共産党のかとう典子議員は、04年シーズン後に廃止となった児玉(西区)・緑の冷水プールについて「廃止後も近くの温水プールの子どもの利用者数は変わっていない。子どもが夏に屋外の冷水プールで遊ぶことは、温水プールで泳ぐこととは違い、替わりにならない」として、冷水プールの存続を求める請願の採択を求めました。
他党からは「温水プールでは受け皿にならないので、廃止するなら学校プールの地域開放を」などの意見も出ましたが、請願は「保留」となりました。
3つの冷水プールについては、9月議会で廃止条例案が議論となることが予想されています。
教育条件の整備でゆきとどいた教育を
また、学校事務職員を義務教育費国庫負担制度から除外しないことなどを求める請願について、当局は「政令市として、義務教育費国庫負担制度そのものの廃止と税源移譲を求めている」とし、請願も与党の反対で不採択となりました。また、教員採用試験で、臨時教員の受験者の一次試験を免除するなど、経験・実績を評価するように求める請願も共産党のみの賛成で不採択となりました。
その他、請願・陳情の結果は下記のとおりです。
◆教育子ども委員会(2008年8月11日)での請願審査の結果
請願者 | 請願・陳情項目 | 結果 | 各会派の態度 | |||||
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共 | 民 | 自 | 公 | 名 | ||||
平成20年 請願第6号 |
瑞穂区住民 | 1 市の教員採用選考において、臨時教員である受験者の経験と実績を評価した特別選考を実施すること | 不採択 | ○ | ● | ● | ● | ● |
平成20年 請願第8号 |
名古屋市学校事務職員労働組合 | 1 次の事項について、国及び関係機関に働きかけること (1) 学校事務職員及び学校栄養職員を義務教育費国庫負担制度から除外せず、さらに職種枠の撤廃及び定数の弾力化をしないこと。 (2) 学校事務職員を必要職員とするため、学校教育法第37条第3項にある、特別の事情があるときは、事務職員を置かないことができるとの文言を削除することを国に働きかける。 |
不採択 | ○ | ● | ● | ● | ● |
2 公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律に基づく学校事務職員の就学援助加配の充足と学校運営の継続発展のため、今後も続く大量退職に対応できるよう県に働きかけながら、正規職員の充実を図ること。 | 保留 | |||||||
平成20年 請願第9号 |
天白プールを存続させる会 | 1 天白プールを存続させること 2 市民の意見を聴きながら対応すること |
保留 | |||||
平成19年 請願第16号 |
新日本婦人の会愛知県本部 | 1 学級編成基準を緩和し、名古屋市立の小・中・高校に30人以下学級を計画的に拡大実施すること 2 各学級には、常勤の教員を配置すること |
保留 | |||||
平成19年 請願第18号 |
新日本婦人の会愛知県本部 | 1 アレルギー疾患、特にアトピー性皮膚炎を学校病に指定すること | 保留 | |||||
平成20年 請願第2号 |
障害児教育の充実を願う会 | 1、市立の知的障害特別支援学校の新設 2、市立の肢体不自由特別支援学校を早急に新設 3、通常の学級に在籍する発達障害の子どものための教育条件の整備 4、現状の特別支援学級の継続・充実と障害種別に応じた特別支援学級の設置 5、看護師の別枠定数での正規採用 6、小・中・高校への30人以下学級を早急に実現 | 保留 | |||||
平成20年 陳情第7号 |
愛知県労働組合総連合 | 1 国への意見書提出(30人学級の実現、私学助成の大幅増額、教育予算の大幅増額) 2(1) 市として30人学級の実現、教育予算の増額を図ること (2) 職場体験等による生徒の自衛隊体験活動をやめること |
聞き置く |
○=賛成 ●=反対 ▲:うちきり
共:日本共産党 民:民主党 自:自民党 公:公明党 名:名古屋市会自民党