党市議団が申し入れ(9月25日)
自衛艦くろべ(訓練支援艦)の入港拒否を
海上自衛隊の訓練支援艦「くろべ」が9月26日に名古屋港ガーデンふ頭に入港、28日までの3日間、一般公開されることが判明し、日本共産党名古屋市議団は9月25日、名古屋港管理組合に入港拒否の申し入れを行いました。先月の米巡洋艦シャイローをはじめ、相次ぐ軍艦の入港は、平和な国際貿易港としての名古屋港を目指す立場からも相容れず、名古屋港の軍事利用を許してはならないと厳しく批判しました。
海上自衛隊の訓練支援艦「くろべ」の入港に関する申し入れ
2008年9月25日
名古屋港管理組合管理者 神田真秋様
日本共産党名古屋市会議員団 団長 わしの恵子
名古屋港に、海上自衛隊の訓練支援艦「くろべ」(2200t)が9月26日から3日間、市民への一般公開などを目的に入港することが明らかになった。「くろべ」は訓練支援艦とはいえ、速射砲などを備えて武装した軍艦である。
名古屋港には先月も、アメリカ海軍のミサイル巡洋艦「シャイロー」が入港している。軍艦のあいつぐ入港は、名古屋港の軍事利用を常態化させるものであり、容認できるものではない。
名古屋港は、日本一の商業貿易港であり、名古屋港管理組合は、この地方の経済発展を支える物流拠点として、また災害に強い、市民に親しまれる港づくりをめざしているが、あいつぐ軍艦の入港は名古屋港がめざす発展方向とは相容れない。
国際貿易港としての発展をめざす本港にこそ、憲法9条を守り、戦争には一切加担しない態度を貫くことが求められている。
名古屋港管理組合は、自立した自治体として、無条件に自衛艦の入港を認めることは許されない。所管する港湾施設の軍事利用を許さず、軍艦の入港は毅然として拒否すべきである。
よって以下の通り申し入れる。
記
- 自衛艦の入港を拒否すること
- 自衛隊の市民向け宣伝に他ならない一般公開や艦型イルミネーションなどを行わせないこと
くろべ型訓練支援艦 くろべ(艦番号 4202) | |
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・長さ101m 幅16.5m 深さ8.5m 喫水4m ・定員155名 ・基準排水量2,200トン ・ディーゼル4基2軸 ・馬力 9,100PS 速力20kt ・主要兵装 62口径76ミリ速射砲×1、対空射撃訓練支援装置1式 ・1989.3.23竣工 ・母港 呉 艦隊の対空射撃訓練支援を主務とし、ファイアービー(BQM-34A改) チャカ(BQM-74E)各4機の高速標的機、計8機を搭載。標的機は塔型マスト上の国産フェーズド・アレイ・レーダーで管制され、機体からの情報信号も受信。同時に4機の運用が可能。後部標的機発射甲板はヘリコプターの発着も可能で給油設備も備えています。 |